末期ガンだった母。入院中に訪れた2人の友人。どちらの人間になりたか?と病室の隅で思った中学生の私 | 息子2人の教育費を捻りだせ( *´艸)派遣ママの節約生活の日々

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40代。2008年3月生まれの長男と2014生まれの次男。二人の息子をなんとか育てております。
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*こちらの記事は、2022年3/26に掲載した記事の再投稿です。

 

以前、ブログに書きましたが、私の母親は、私が中学3年生の頃に、「ガン」が見つかりました。

 

ガンと分かった時には、余命2ヶ月と宣告されていました。それでも手術をして何とか延命していた母。

 

それでも、日に日に弱っていく体。体重は半分くらいになり、髪も薄く、言葉もはっきりでてこない様子になりました。

 

そんな中、母の2人の友人がお見舞いに訪れました。

 

 

 

最初の1人は。

 

母の衰弱した姿をみるなり。

 

「かわいそうに、かわいそうに」と泣いていました。

 

そして、一緒に母親も泣いていました。

 

そのまま、落ち込んだ様子で病室を出て行きました。

 

 

 

 

そして、次にきた友達は。

 

「久しぶり。絵を書いたのよ。見てくれる?(母は絵が好きだった)

今度、この花が咲いているところに一緒に行きましょう!」と、普通の会話。

 

母は、少し微笑みながら、うなずいていました。

 

そして、病室を出るときに、力強く、「お嬢ちゃんね?あなたがしっかりしなきゃいけないわね」と言って出て行きました。

 

どちらも私が知らない、ただのおばさん。

私は、何も話さずに、病室の隅のパイプ椅子に座ってその様子を見ていただけ。

 

でも。

きっと。

自分がもし、なるとすれば。

二人目のおばさんになるべきだろう。

泣いても変わらない状況ならば、希望を与える人になりたい。

 

そう、病室の隅でぼんやりと考えていました。

 

二人目のおばさんとの約束は果たされぬまま、母は他界しました。

きっと、その約束は果たされないと母も友達もわかっていたはずです。

 

 

 

 

下矢印こちらの記事もありますよ下矢印

 

 

 

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