こんばんは。

祝日をいかがお過ごしでしょうか。

 

祝日と言えば、

『元日』『憲法記念日』のような『の』が付かないものと、

『スポーツの日』『文化の日』のような『の』が付く祝日がありますが、

その違いは、

『の』が付かない祝日はその日じゃなくてはならない、ということで、

『の』が付く祝日はその日じゃなくてもよい、ということみたいです。

 

さて、今回は前回の続き、メトロノームの練習の話。

 

メトロノームを使った練習の何がよいかと言うと、今私が思いつくのは5点。

 

・自分の実力が数字で分かる

「原曲テンポならできない」「このテンポならできる」ということが分かるということは、完成までどれくらい近いか、ということが客観的に分かります。

 

・どこができていないかが分かる

メトロノームを使っていないと、苦手なところは少しテンポを落とした感じで乗り切って演奏しても、気付かなかったりします。

それが、メトロノームという不変のテンポがあると、「あ、ついていけてない」ということも分かります。

 

・そもそものテンポキープの練習

上と少し被りますが、楽器演奏は得意な部分は速く弾けるから何ならテンポが速くなり、苦手な部分は演奏が追いつかなくてテンポが遅れるといったことになりやすいです。

これを自覚できずに済ましてしまうことが多々あります。

そういったテンポの揺れを客観的に認識できるという点で、メトロノームが必要です。

 

・練習の目標が立てやすい

これらのことを踏まえると、「このテンポならできる!よし、もっと原曲テンポに近づけよう」といったように、楽曲演奏の目標が立てやすく、成長の実感や達成感も味わえることがいい点だと思います。

また、他の人にも客観的に「この曲、テンポ100ならできるようになったよ」と共有しやすくなり、バンドの場合は、みんなで合わせられる大まかなテンポの相談もできるようになります。

 

・リズムキープできているかの確認

テンポ感はもちろんですが、

リズム感の方もメトロノームに教えてもらえることが多いです。

ただ、どちらかと言うと、自分の演奏を録音して聞いた方が効果的だと思います。私も録音を聞いて「こんなに出来ていないの…?」と絶望します。

 

例えば、

16分音符をひたすら続けるといった演奏で、常に同じリズムを演奏できるか、

『タンタタ』というリズムで、『タン』の後の『タ』が少し遅いとか少し速いとかそういった点を確認できるかという話です。


ただ、こちらは本人の耳ができているかが結構絡んできます。


先日Osakiさんがツイートで素晴らしいピアノ演奏動画を出してくれたのですが、その中で、ハノン1番の演奏に『お察しの通り私はこれが苦手で…』と書かれているのが演奏でお察しできる人とできない人がいると思います。

こういうことが分かったからと言って、あまり他人の演奏に指摘すると『リズム警察の過度な取り締まり』として嫌われかねないので注意しましょう(笑)

(ちなみに嫌われたくないのでOsakiさんには記事の投稿許可いただいてます笑)

あくまで本人の向上心の範疇でお話ししましょうね!

 

 


そんなわけで今日はここまでです。

今回のメトロノームの話に関わるお話、あまり過度にしなくていいとも思います。

大人の趣味としての楽器演奏って

『それっぽく聞こえれば満足だし、満足できればそれでいい』というスタンスの人が多いと思います。そのそれっぽい演奏の基準は人それぞれです。

別にプロになるわけじゃない、友達や観客が聞いて、それっぽく聞こえて、それである程度ほめてもらえれば万々歳です!

 

では、楽しい楽器ライフを!