最近私は、テレビ局に問題が多い様に思います。その中で特に問題だと感じているのは情報の信憑性です。私たちの世代はテレビと共に生きてきました。だからテレビで知った情報は絶対でした。つまり疑うことはなく信じてきました。ニュースはもちろん、なんでもそれが正しいと信用するからそのまま情報として受け入れました。その事が問題だなんて誰も思いませんでした。
ところが最近では、ジャニーズ問題や兵庫県知事のパワハラ事件、フジテレビの中居事件など、どれもがテレビが流していた情報は事実ではなく、意図的に変えられた情報を私たちは受け取っていた。つまり騙されていたという事だ。これはショックです。
一方、若い世代の人たちは違います。スマホからネットの情報を取っています。これが全部真実ではないのですが、その中に真実はあります。それを探すのは見聞きした人の判断ですが、テレビの様にお仕着せにされるわけではない。
私たちの様な中高年はテレビっ子として育ったので、テレビの情報で全てを判断してしまう。それは今やとても危険な事だ。政治もその仕組みを利用してきた。いまだに政界ではネットの利用に慎重なのは、そうしたテレビで国民を操作することが便利だったからなのかもしれない。
Appleの創始者スティーブ・ジョブスはiPhone という画期的な道具を発明した。これによって世界の情報の取り方は一変したのだ。個人がいつ何処でもネットと交信できる。実はこれが人類の新たな進化だった。