弱虫トランプはプーチンに利用される | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

先日のウクライナのゼレンスキー大統領との口論について、アメリカのメディアはトランプ大統領を非難しています。その中で「トランプの意気地なし」とか「プーチンが怖いのか」という言葉が並んでいます。トランプ大統領は戦争が怖いという。それは結構なことですが、正義の味方という立場をかなぐり捨てて敵に恭順してしまうようでは大統領が務まらない。メディアはそう言いたいのでしょう。ごもっとも。

 

トランプはいわゆる「内弁慶」なタイプ。自分の庭ではガンガン強気なことを言うが、相手が強くて怖いと思うと途端に大人しくなってしまう。しかしロシアのプーチンと比較して小国のウクライナ相手ならば威張れる。逆に言うと、ロシアのプーチンに文句が言えないのだ。これはアメリカの大統領としては恥ずかしい。

 

ゼレンスキー大統領のように相手の国の大統領の執務室の中に入って行って、ガンガン口論して、最後は席をけって退室するなんてできるもんではない。しかし彼は自国の国民の命を守らなくてはならない。ウクライナの安全を支援すると言ってくれない相手に頭を下げて署名するなんてことはできなかったはずだ。

 

これでアメリカのトランプ大統領はロシアのプーチンに手玉に取られていると言われても仕方ない。プーチンは恐らくほくそ笑んでいるはず。トランプ大統領は地下資源の権益とウクライナの安全保障を交換条件としないのであればゼレンスキー大統領はトランプ大統領には謝らないでしょう。だから球はトランプ大統領の方にある。