国会では各政党が次の参議院選挙に向けて国民への貢献をアピールする議論に熱中しています。そして今日、「高校の授業料無償化」が自公維で合意に達したというニュースがトップニュースで流れています。各政党の代表者が石破総理とならんで記念写真を撮っていましたが、その笑顔はまさに「国民のみなさーん、やりましたよー」と叫んでいるようでした。所得制限を廃止して、公立も私立も全部無償化するという。財源は多分別の名目で国民から徴求するのでしょう。彼らにしてみれば「わが党は国民のためにこんな素晴らしいことを実現しましたよー」と言えればそれでいいのです。騙しですね。
少子化の歯止め対策などすっぽかしている。なぜか、少子化が進めば子供の数は減るので無償化の財源負担は軽くなるからでしょう。かれらの選挙政治には「将来の日本のために」という考え方はもはや無い。次の選挙で勝つための政治ショーなのだ。ばかばかしい。
さて日本の教育問題の焦点は授業料ではない。それは賃金アップで解決できる問題だ。教育問題は、教育制度の是正と教育内容の改正だと思います。まず教育制度については高校まで義務教育とすべきです。公立高校は廃止して全部私立学校にして、各学校に個性を活かすようにする。在宅教育やリモート学習も選べるようにする。教師の質を高めるために給与を高くして、優秀な教師を育成する。など
教育内容の改正点は、まず強化の区分けを見直す。国語、算数、理科、社会、英語・・・という従来の区別ではなく、情報処理、Ai、心理学、交渉術などの新しい分野も取り込むべきです。そして英語は英会話習得を第一とすること。
しかし残念ながら、こういうことを議論しても選挙には役に立たないから国会議員はやりたがらない。だからいっそのこと教育部門を民営化して企業として運営するのも検討したらどうか。私は日本人が国際的な政治の分野で活躍できる人材になるべきだと思います。
