マンション価格の異常な高騰 | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

ネット上の文春オンラインに「想像もつかないレベルに達した"マンション価格"の行く末」という記事が出ています。この内容はとてもショッキングでした。

 

東京都内の超高級マンション、「麻布台ヒルズ」の最上階の住戸は床面積453坪で価格は2億ドル=300億円(@151円/ドル)で坪単価6600万円ぐらいの水準に達している。大阪でも大阪駅北口に予定されている「グラングリーン大阪 ザノースレジデンス」の最上階の住戸は床面積91坪で価格は25億円(坪単価2755万円)で売れたという。最近では沖縄でも3億円の住宅が売られている。

 

これは投資価格の水準で実需として売れたわけではない。主に香港系の投資家が札束を切って買いあさっているとのこと。これはもう住宅の価格ではなく「アート価格」だと言う。ゴッホの絵画などのように好きな作品ならばどうしても欲しいからどんな価格でも大金を払って手に入れる、という状況と似ているのです。一方で実需の市場としてみると既に東京都の世帯平均年収の18倍に近い水準に達している。

 

この価格水準でも世界的にはニューヨークやロンドン、北京、上海よりは安いらしい。だから海外の投資家が投資物件として群がるのだ。日本の円は30年前の安い水準のままに据え置かれているため、物価は何でも安いと思うらしい、さらに円安で安さが際立っている。外人投資家にしてみればバーゲン価格並みなのかもしれない。不動産屋は「値段を釣り上げてもどんどん買いが入るから恐ろしい」と。

 

おかげで日本人には手が届かなくなる。このままいくといずれ住宅を全部外国人に買われてしまい、日本人は河原の橋の下で寝泊まりする羽目になりそうです。やはりアベノミクスのもとで異次元の金融緩和政策を長期間だらだらと継続した弊害です。もうほとんど日本経済は崩壊している。中国よりも酷いのではないか?