道路陥没事故を見て思うこと | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

埼玉県八潮市で起こった大規模な道路陥没事故はいまだにトラックの運転手を救出できていません。そればかりか周辺住民に避難命令が出たり、下水道の流域の地区に生活排水の抑制ということで洗濯やお風呂を控えてほしいと言う指示が出ています。これは埼玉県民にとっては大問題です。ただでさえ寒さが厳しいし、受験生がいる家庭では避難所暮らしは酷です

 

この事故の原因については、報道によればもともと道路の下の下水道管が破損して地中に下水が漏れて土砂を流失したことで大きな空洞が出来ていた。それが原因で道路が陥没したと言う。つまり下水道管の劣化による破損が根本原因のようだ。だとするとこれと似たような状況になっている下水道は全国にあるはず。しかしこれを調査して修復または交換するにはかなりの予算と工期がかかるという。

 

特に40年以上、50年以上経過している下水道管は大変危険だと言う。今回の事故はそれを我々に警告している。東京都の小池都知事はいち早く点検・交換の指示を出したそうです。

 

私はこういう社会インフラにかかわる土木工事は最優先に実施しないといけないと思う。新しい道路や橋をつくることより、生活の基盤を支える上下水道の安全性は他の何よりも重大な課題だ。国はこういう工事については公共工事として予算を取り、全国の自治体に取り組みを支持するべきなのではないか。これは公共工事が増えることになるため、多くの労働力が必要になるから失業対策にもなる。関連して重機などの機器も必要になるから、ある意味景気対策にもなる。

 

政治家は選挙での人気取りになる高校授業料の無償化とか給食費の無償化など、国民の反応が得やすいことにちまちまと公費を使うことより、下水道の安全対策にお金を使ってほしい。