総裁選の決選投票で逆転負けをしてしまった高市氏。昨日のテレビでもその敗戦の弁を報じていました。悔しさが顔に現れていて、悔し涙がにじんでいました。第一回目の投票では頭一つ抜け出ていたのに、なぜ決選投票で逆転されたのか? 不思議と言えば不思議です。
高市氏は安倍元首相を尊敬していますから、自分がその志を継ぎたいと思っていた。それが出来なかったことが残念でならないと言う心情はよくわかります。また安倍さんは高市さんみたいな女性議員を特別にかわいがっていましたからね。あれぞ正に安倍チルドレンです。
安倍さんは祖父の岸信介氏の親米派を継いでいましたから、アメリカが好きでした。トランプに忠誠を誓っていましたよね。その反面、中国は嫌いでした。だからトランプの前に立って中国を非難していました。
また安倍さんは財界と仲良しでした。法人税率を一気に引き下げたのはその表れ。金利をゼロにしてお金をどんどん企業に送り込んだ。これで金持ちにならない企業は無いですよ。だから企業は政治献金をどんどん安倍政権に渡して、それを自民党安倍派の議員たちは裏金としてポケットに入れていた。
しかし財界というのは選挙の時には大して力にはならない。だから統一教会と手を結んだ。もともと岸信介は韓国とつながっていたので安倍さんにとっても近しい間柄だったのかもしれない。
アメリカ(トランプ)、財界(裏金)、統一教会。高市氏は安倍さんの遺志を継いで、これらとの関係を維持しようとしたのだと私は思います。しかし、次の選挙戦を戦うには、これでは厳しいと読んだ議員がかなりいたと言うことではないでしょうか。