私の趣味遍歴(旅と地理) その4 東北編② | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

いよいよ宮城県仙台です。ここは仕事で何度も来ました。私が住んでいるさいたま市からは東北新幹線のハヤブサに乗ると1時間で着いてしまいます。朝の通勤で会社に行くより早いかも。

 

仙台は東北地方最大の都会です。町中を歩いていても東京と殆ど変わらない雰囲気です。だからローカルな旅の気分が薄いのは残念ですが、大阪や名古屋、福岡も同じです。

 

仙台で流行っているものは周りの他県にも広がります。だから東北地方を攻略する場合はまず仙台を攻略しないと始まりません。それくらい仙台は中心地なのです。

 

名物の牛タン。仙台で食べる牛タンはステーキの様に分厚いです。これがたまらなく美味い。麦とろ飯とセットになった定食がお勧めです。海の幸も美味いです。仕事ではなく観光でゆっくり来るのが本来なのです。

 

次は山形です。仙台と山形はJR仙山線でつながっています。途中、山寺(宝珠山立石寺)と言えば、松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を詠んだ場所でもあります。ですから観光で行く場合はこのルートをお勧めしますが、お急ぎの場合はバスをお勧めします。所要時間は電車と同じですが、JRは1時間に1本しかないですが、バスは何本も出てます。また山形市の中心地で下車できるメリットもあります。

 

実は山形には苦い思い出があります。資産運用セミナーで投資信託について話してほしいと言われて講師に呼ばれたことがありました。会場に着いて驚きました。大きな結婚式場の大ホールなんです。こんな大きなホールでいったい何人のお客様が来るのだろう?と緊張しました。ところが開演時刻に来られたお客様は、なんとたったの3人だったのです。

 

もうこれは笑い話です。笑ってやって下さい。それでも1時間半講演して、最後にお客様との個別面談です。1人のお客様が申し出て来ました。どのようなご相談ですか?と話し始めると、そのお客様は「私は株をやってるのだけど、なかなか儲からない。証券会社の担当者はあてにならない。先生ならどこの株を買いますか?私が買ってる株はもう売った方がいいですか?」と、こんな調子です。こりゃダメだ。私の投資信託の話なんてまるで聞いてない。その日はなんの未練もなく山形新幹線で早々に帰りました。

 

東北の最後は福島です。

福島は太平洋に面した浜通りと、新幹線が通っている中通り、そして山側の会津の3つに別れています。

 

浜通りの中心はいわき市。私が行ったのは東日本大震災より前でした。温暖で良いところです。秋田の人たちがリゾートでよく来られるという話も聞きましたが、なるほどとうなづけます。映画「フラガール」で有名なスパリゾートハワイアンズもここにあります。東京からは常磐線の特急ひたちで2時間20分です。

 

中通りは福島市と郡山市。町としては郡山市の方が大きい。東北では仙台に次いで第二位です。賑やかな町です。また福島県はりんごなど果物が豊富に獲れます。会津は私は行ったことがないのでパスします。

東北地方はやはり冬に行くのは避けた方がいい。特に青森や秋田は大変な豪雪地域なので、例えば履き物や衣類にもそれ相応の準備が必要です。

 

次回は関東です。