経済評論家の加谷珪一氏が書いた「日本企業が賃上げをできない根本的な理由」(現代ビジネス)というレポートを読みました。これは大変興味深い内容です。
要するに日本の企業は、売上を伸ばすことより、コストを減らすことで利益を確保する経営方針に固執しているからだというのです。これには私も全く同感です。経営者がこう言う考え方に傾くきっかけを作ったのは、あのカルロスゴーンだと私は思う。従業員の首切りをやってもいいんだ、という発想は日本の家族的経営には無かったはず。だから経営者は経営の手腕を問われた。しかしゴーンは、首切ったらええやん!と言って日産を切り刻んだ。それを見た他の企業経営者はまるで目から鱗がおちたきもちになったに違いない。だから私はゴーンなんて最初から評価しなかった。あんな経営なら猿でも出来る。ゴーンは結局犯罪人として国外逃亡した。問題はゴーンチルドレンの日本の企業経営者だ。売上を伸ばさない経営は、リスクを取りたくないだけだ。それで何億もの役員報酬を貰うのは罪だ。株主の目は節穴か❗️株主総会は相変わらずシャンシャ総会だ。売り上げを伸ばして賃金を上げられない経営者は解任されて然るべき。