私の趣味遍歴(旅と地理) その2 北海道 | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

私の旅の話をどういう順番で書こうかと考えたのですが、いつ頃どこに行ったとか年月までを正確に思い出せませんので、地域別に順番に書くことにしました。

 

まず、国内編は北海道から始めて、東北、関東、甲信越、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の順に書きます。海外編は、全世界ではありませんので私が実際に行った場所、イギリス(ロンドン)、スイス(チューリッヒ)、ベルギー(ブリュッセル)、アメリカ(シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス)、ブラジル(サンパウロ、リオデジャネイロ)、ハワイ(オアフ島、ハワイ島)です。前置きはこれぐらいにして、さっそく国内編の北海道の話から書きます。

 

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まず札幌。札幌駅の近くに北海道庁があります。ここの庭は公園のようにとても見事です。札幌駅から大通公園までは基本的には地下鉄ですが、今は地下街が出来ているで、冬は滑る雪道を避けて地下道で歩いて行けます。大通公園は毎年1月の雪まつりの会場ですが、夏に行っても広々とした明るい雰囲気で気持ちのいい場所です。その先はご存じ「すすきの」です。東京の銀座と変わらない賑わいです。いいお店を探すのなら、是非地元の人に教えてもらうといいです。さらにその先の中島公園もいいところです。私はこの界隈のホテルを定宿にしていました。

 

ところで、みなさんは多分、北海道には夏に行かれることが多いと思いますが、北海道の夏は非常に短くて6月から8月までです。8月の末には夜になると多少「冷え込む」気候ですから気を付けたほうが良いです。

 

私は9月上旬に札幌に宿泊した際、「今日は部屋が空いていますから、ごゆっくりくつろげるお部屋をご用意しました」とフロントのホテルマンから説明を受けました。エレベーターで上がると、そこには受付の女性が座っていて、私を部屋まで案内するという。そのフロアはVIPな部屋のあるフロアで、エレベーターホールから中に入るには専用の受付を通さないと入れないのです。私はそんなVIPルームなど予約した記憶は無いので、これは何かの間違いではないかと思いましたが、とにかくその女性の案内に従いました。案内された部屋はスイートルームです。私は出張できたのでシングルの普通の部屋を予約したのに、なんでこんなVIPな部屋に案内されるのか? と尋ねてみたら、その女性曰く「今日はお部屋が空いていますのでどうぞご遠慮なくお使いください」といって下がっていきました。

 

その部屋はもちろんツインルームで寝室とリビングルームの2部屋あります。バスルームは10畳ぐらいの広さがありこんなところで一人で体を洗っていると、プールの清掃をしているみたいでスペースを持て余します。バスタブは豪華なジェットバス。これを一人で使うのはもったいない。そのほかパソコンで仕事をするデスクまであります。と、ここまでは分不相応な待遇に驚いておりました。ところが風呂から上がってしばらくすると、この広すぎる部屋のデメリットを感じるようになりました。寒いのです。先ほども言いましたが北海道の夏は8月まで、9月に入ると朝晩はちょっと暖房が欲しくなるくらいです。それがだだっ広いスイートルームに一人ぼっちということになると、その広さが仇になります。普通の狭いシングルルームならそれほどでもないのになあ。試しに空調の温度設定を上げてみたのですが暖房は入りません。フロントに問い合わせたところ、そのホテル(高級ホテル)では暖房は10月からでまだエアコンが暖房に対応していないとのこと。ええ、そんなー泣

 

これには参りました。スイートルームは誰も使いたがらない残り部屋だったということか。そう思うと自分はだだっ広い倉庫に入れられてしまったような気分になってきます。

 

雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪雪

 

私の場合は北海道への出張はなぜか真冬が多かった。実は北海道の冬は「暖かい」のです。というのは部屋の中の話。窓や玄関は二重になっていて、部屋の中は豪快に燃える石油ファンヒーターでポッカポカ。セーターなんて着る必要はない。

 

しかし外は極寒です。昼間でも道路は白く凍ったままです。車で道路を走っていると、タイヤが巻き上げた雪片がタイヤハウスの内側に張り付いて、タイヤに当たるようになる。そうなるとタイヤがバーストしたり、前輪のハンドルが効かなくなってしまうので、一度車を止めて、トランクからスコップを取り出して来て、カンカンカンとタイヤハウスに凍り付いた雪の塊をかき落とす。私も手伝いました。こんなこと北海道でなければ体験できません。

 

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私は是非、小樽市に観光に行かれることをお勧めします。小樽市は札幌から電車(エアポートライナー)で約30分で行けます。その昔、神戸や横浜と並ぶ国際貿易港として栄えた街です。今でも街並みにその当時の歴史的な建物が数多く残されていて、とても風情があります。運河沿いには観光客相手の飲食店がずらりと並び、北海の海の幸はもちろん、どさんこのラーメンも味わえます。私のお勧めは、かま栄さんのかまぼこ。中でも「パンロール」は珍しい蒲鉾パンで、ロードサイドにある直営工場の売店で揚げたての熱々を買って車の中で、ホフホフと言いながら味わうのが好きでした。もちろん札幌市内や新千歳空港でも売っています。

 


 

帯広の豚丼もお勧めです。市内ならどこのお店でも食べられます。喫茶店でも食べられますから、若い子は豚丼とクリームソーダという注文をしています。豚肉が美味しいのは言うに及ばすですが、豚丼のたれが美味いのです。空港の売店でもたくさん売っていますが、これを買って帰って自宅で豚丼を作れます。

 

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札幌から函館に移動するにはJRの特急北斗に乗るか高速道路を車で行くかですが、どちらも相当時間がかかります。特急北斗は室蘭から先、噴火湾の海岸線に沿ってぐるっと弧を描くように迂回するから距離が遠いのです。

しかし途中の森町駅で名物「いかめし弁当」が食べられるのが嬉しいです。事前に予約を入れておくと駅のホームまで届けてくれます。

いや、もっと早くいきたいというのであれば飛行機です。札幌郊外にある札幌丘珠空港からプロペラ旅客機に乗って函館空港に飛べばわずか50分で着きます。このプロペラ機がまた良いんですよ。エンジン音はうるさいですけどね。

 

旭川は札幌からJRの特急カムイで1時間25分です。冬は寒いですが、盆地なので夏の日中は意外に暑いです。私は6月に講演会に行ったとき、38℃にもなったことがありました。地元の人に聞いたところ、さすがに38℃は異常だと言っていましたけどね。

 

釧路は札幌からJRの特急あおぞらで4時間25分です。冬は信じられないほどの極寒です。私は1月の下旬に行きましたが、昼間でもマイナス10度。夜はマイナス20度です。でも地元の人たちは平然と暮らしています、当然ですが。でも夏は釧路湿原がいいそうです。釧路には是非夏に行きたいです。

 

北海道は気候の話が中心になってしまいましたが、夏に行くなら概ね気候は問題ありません。

 

次回は東北編です。

(つづく)