今朝のサンデーモーニングで大阪万博の工事が間に合わないのではないか、という問題を取り上げていました。それは私も以前にブログで書いたことがあります。
今回はそれに加えてメタンガスの爆発の危険を報じていました。今回の万博会場はもともとゴミ捨て場を埋め立てた土地のため、地中にメタンガスが発生しやすく、実際に工事中にも何回か爆発しているため、毎日地中のメタンガスの濃度を測定して注意喚起しながら工事を進めているという。
ではなぜそんな場所を選んだのかというと、万博終了後にこの場所にカジノを建設するために、その事前の基礎工事を万博会場建設工事で賄おうとしているからだという。
こんなことを聞いてしまったら、危なくて万博には行きたくないですよ。外国のパビリオンの工事が進まないのも、この理由からなのではないか? こんな危険な会場に何万人ものお客様を呼び込んで大丈夫なのか?大阪府の吉村知事と大阪維新の会はどう考えているのか。
そもそも万博を誘致したら観光客がいっぱい来るから、景気が良くなって儲かる、などということを考えているようだけど、逆に失敗すればかなりの損害を抱え込むことになる。「捕らぬ狸の皮算用」を地で行くような話だ。
歴史ある万国博覧会を開催するということはどういうことか。まずはその使命を立派に果たさなくてはいけない。そのためにはもっと真面目に取り組んでほしい。金もうけはその後だ。
