プロジェクトX 日産自動車の凄いところ | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

昨日放送されたNHK「プロジェクトX」は日産自動車のEVリーフの開発物語でした。まだ5人乗りの乗用車としてのEVは世界のどこの国でも開発されていなかった時代に、日産はEVリーフの開発に着手した。最大の難問はバッテリーだった。自動車用の大型バッテリーは無く、日産は一から自社開発しなければならなかった。

 

当時SONYが開発したリチウムイオンバッテリーが出力が高く持ちが良いということで候補に挙がったものの、衝撃や熱に弱く、突然爆発するという難点があった。リーフの開発はこの克服に焦点が充てられた。トヨタのプリウスはこの時点ではリチウムイオンバッテリーの搭載を見送っていた。

 

しかし日産はバッテリーを素材から開発する過程で、パナソニックの元技術者やNECの技術者も加わり、苦難の末ようやく国産の自動車用バッテリーを完成させた。ここがハイライトでした。

その甲斐もあり日産のEVリーフはバッテリーの爆発などのトラブルによる死傷事故は皆無だという。その信頼性は尊い。こうして世界に先駆けて日産が開発したEVリーフは華々しくデビューした。

 

私はこれからはバッテリーがあらゆる装置の性能の最大のカギになると思っている。しかしこの番組を見て、日本にはこんなに素晴らしい技術があるんだ、と感動しました。

 

まだまだEVのバッテリーと充電環境には問題があります。次はトヨタが実用化にこぎつけた全個体電池に期待したいものです。