岸田政権と円安はゾンビのこどくしぶとい | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

私は、日本は金利の引き上げは当分できないと思います。金利を上げようにも上げられない事情があるからです。政府がアベノミクス時代に巨額のゼロ金利国債を発行していて、それらの借り換えが今後必要になるのだが、金利を上げてしまうとゼロ金利国債が高い金利の国債に置き換わっていくことになる。そうなれば国の利払い負担は一気に増大してしまう。だから日本が金利を引き上げて日米金利差を縮めるということは現実的にはあり得ない。結局、アメリカが金利を下げるのを待つしかない。

 

しかし今の円安の要因が日米の金利差が大きいというだけの理由ではないと思う。円安というのは、読んで字のごとく「円が安い」、つまり円の価値が低いことなのだ。これは日本の経済力が弱いことを意味している。

政府・日銀が一時的な為替介入を実施して何円か円高に引き戻したところで、ファンダメンタルズが変わらなければ、また元の円安水準に戻るだけだ。そんなことに莫大な税金を投入するくらいなら、国内の経済のためになるようなお金の使い方をしてほしい。

岸田内閣は今回の衆議院補欠選挙で惨敗して議席を3つも失った。それなのに岸田おろしの風が吹かないという。理由は、後継者が居ないからだという。確かにいまの自民党の看板を背負うのは厳しい、あえて火中の栗を拾う奴はいないだろう。しかし仮にも日本の国の第一党である。人材が居ないなどとは言わせない。
「ここは俺に任せろ!」と言って名乗りを上げる者はいないのか? 
それならば掃いて捨てるほどあるゴミのような野党と同じではないか。「あんたら議員は何年議員で飯を食ってるんだ。」「新自由民主党」でも作って政界の立て直しをやろうとするものはいないのか?これはもはや、この国の「死に至る病」である。