中国は真の共産主義なのか? | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

中国は共産党の一党支配による政権です。もともと毛沢東が共産主義を理想として唱えて建国したのですから当然なのですが、最近の様子を見ていると「本当に共産主義」なのか? と疑問に思います。

 

社会主義というのは共産主義の一つの形態で、国家が主導する体制のことを言います。旧ソビエトや旧東欧諸国、キューバなどは社会主義です。もちろん中国も社会主義です。共産主義は全てが平等な社会であり国家、政権というものを前提としない完全な共同社会なので、極めて理想郷のようなもの。だから共産主義は社会主義によって実行されることになるのだと思う。

 

問題はそこにある、国家が主導するということは政権にある者が国民を支配することになるので、一つ間違えると「専制主義」に陥りやすい。北朝鮮などはその典型。そして最近の習近平政権下の中国もなんだかそういう傾向になってきた。

 

政権にとって都合の悪いことは全て権力でねじ伏せてしまう。国民は思想や行動の自由が制限され、ルールを破れば逮捕されて重罪になる。同じことは今のロシアのプーチン政権でも行われている。ロシアはイデオロギーが無く、単にプーチンという強大な支配力を持つ一人の男によって国民が支配されている。アメリカだって例外ではない、次期大統領にトランプがなった場合、アメリカは大丈夫なのか? 

 

現代はもはや資本主義とか共産主義というイデオロギーを競う時代ではなく、経済的な利益を独占しようとする強大な大国によって支配されている。こんな流れでいいのだろうか? そんなわけはないでしょう。アメリカや日本にもっと新しいリーダーはいないのだろうか。