市場は日銀の登壇を待っている | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

ここのところ株式市場は連日の値下がりです。今日も朝一は上がっていたのにその後は下落に転じてしまいました。これだけ株式市場が軟調なのは、いよいよ日銀がマイナス金利政策を解除する日が近いということが市場関係者の心理に作用しているからだと言われています。

 

日銀がマイナス金利政策を解除すれば当然金利は上がります。というか、本来日本の金利はもっと高い水準にあるべきなのを、日銀が力づくで押さえつけていたわけです。そして金利が上がれば預貯金金利はもちろん、債券の利率も上がりますから、円預金や円建ての債券は運用対象として魅力が出ます。だから円買いが進み円高になります。市場は既にそれを織り込む形で反応しています。為替が円高になれば輸出による売り上げがマイナスになるので日本のメーカーの業績は落ち込むと予想されるので株が売られ株式市場は下落します。

 

問題は株が下がることではなく、金利がどこまで上がるかです。

上がってもせいぜい1%ぐらいなら大したことはないのですが、それ以上の2%とか3%近くまで上昇したら、今の日本にとっては未体験ゾーンに突入することになります。円買いが進み円高が進行するでしょう。そうなると外国人観光客は減ります。まあとにかくいろんな事象がおきることは間違いありません。