アブラハム・リンカーンのこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

先日のブログで私はアメリカの第16代大統領のアブラハム・リンカーンの名言を引用しました。それで気づいたのですが、アメリカには偉大な政治家が何人もいるのに、どうして日本にはそういう偉大な政治家がいないのだろう。私は子供のころにリンカーン大統領やケネディ大統領の伝記を読みました。それは今でもとても印象に残っています。

日本の明治維新以降で伝記に残された偉大な政治家はいなかったのだろうか。有名な人はいます。伊藤博文とか原敬とか、吉田茂とか。でも国民が皆、尊敬する人物ではなかった。

 

私は本日、外は氷雨ということもあり、一日中家にこもって映画「リンカーン」を見ていました。長編映画でしかも重たい内容です。リンカーンの時代はちょうど奴隷制廃止を巡って南部と北部が対立し、南北戦争の真っただ中でした。とても印象的だったのは、リンカーンは何度も失敗や落選を経験していること。しかし話がとても上手かった。わかりやすい言葉で、経験談を交えながら淡々と話すことで多くの聴衆を引き込んでいった。決して大きなことは言わないし、悲観的なことも言わない。

貧しい田舎の家庭から都会に出て、一人で底辺から這い上がってきた男の話には、説得力がある。

 

こういう人物が今の日本には誰もいないのだろうか?