Yahooニュースにこんな記事が出てました。
「30センチ必要なのに…厚さわずか3センチ」トンネル天井に空洞…ほぼ全てのコンクリ取り壊しへ 照明工事で穴あけ貫通し発覚 和歌山
和歌山県の串本町と那智勝浦町を結び、去年9月に工事が完了した「八郎山トンネル」で天井のコンクリートに空洞が存在し、厚さが不足していたなど施工不良が見つかった問題で、専門家による「技術検討委員会」は安全性を確認するため、トンネル内ほぼすべてのコンクリートを取り壊す方針を決めました。」
これを見た私は2012年12月に起きた中央自動車道での笹子トンネル天井崩落事故を思い出しました。今度のはまだトンネル道路として使用する前に発覚したため事故にはつながっていませんが、照明機器の工事業者がたまたま天井に穴をあけて照明機器を取り付けようとしたら天井の奥が空洞になっていることを発見したとのこと。それにしても本来は厚さ30センチ必要なのに3センチしかコンクリートが盛られていないというのは、あまりに杜撰な手抜き工事です。工事業者は分かっていて虚偽の報告書を提出していたというから呆れます。おそらくこのトンネルは開通後に天井が崩落して大惨事を起こしたと予想されます。結局、トンネルはほぼ作り直しになるとのこと。
日本の道路、橋、トンネルは大丈夫なのでしょうか? 私は日ごろから高速道路や首都高速を利用していてとても不安になります。手抜き工事ではなくとも昭和の時代に作られた道路がほとんどですから老朽化に伴う破損の危険があります。
ろくに働きもせずに偉そうに高給を受け取っている与野党の国会議員に、全国の道路点検作業を分担させて報告させたらどうか? その後もし事故が発生したらその国会議員の監督不行き届きとすればいい。それが嫌なら国会議員のバッジを返上しなさい。地元に支えられて偉くなれたのだから、地元には責任を持ってもらうのが当然です。