保育園の保母さんのこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

営業で町を歩いていると、時々保育園の園児たちが保母さんに連れられてみんなでお散歩しているのに出会います。保育園なので、まだ2歳ぐらいの本当に小さい園児も居て、保母さんが手押しのワゴンに何人か乗せています。本当にかわいくて、微笑ましい光景です。実は私の孫も保育園でお世話になっています。

 

この保母さん達のお仕事は実は大変なんだそうです。言葉で言っても分からないような幼い子供たちを一度に何人も預かって、面倒を見ると言うことは一筋縄ではいきません。私自身3人(うち2人は双子)の子供を育てた経験があるのでよくわかるのです。

 

仕事とはいえ、この仕事に打ち込む情熱が無いと続きません。しかし以前から保母さん達の賃金は低い水準で、なかなか若い人の応募が増えないのも現実。むしろ体力の限界から離職、転職も多いと聞きます。日本では共働きで生計を維持している家庭がほとんどですから、保育園は絶対に必要な施設です。だから保母さん達の待遇をもっと上げるべきです。それが園児やその親たちにも良い影響をあたえると思います。

 

似たような話ですが、最近はバスやトラックの運転手が人手不足で、大変大きな問題になっています。このままでは都市部においてもバス路線が次々と廃止されたり、タクシーの配車が減少したり、物流がスムーズにいかなくなるなどの弊害が顕著になります。これもバスの運転手やトラックの運転手の賃金が低くて、なり手が居ないからです。

 

日本はもはや人件費を減らして利益を稼ぐという間違った経営を止めるべきです。賃金を上げて、それでみんなが喜べば、消費が増えて売り上げが伸びる。実はそれが資本主義の基本なのだと思うのです。