私は会社の帰りに駅から歩いていますが、途中にソフトバンクとドコモのお店があります。どちらも大きな広告の貼り紙がべたべたと外壁や窓に貼られているので、否応なく私の目に入ります。
どれも「価格がお安くなってますよー」という内容なのだけれど、もういい加減にうんざりします。
日本の携帯通信会社は通信料金やスマホ本体の価格ばかりをあれこれと複雑に商品設定して消費者を招き入れようとしますが、我々からすれば複雑怪奇以外の何物でもない! 月何メガまででいくら、それを超えたらいくら、・・・というまるで水道メーターを見るような感覚です。
しかも昔からチビチビと小出しにしているから、もう訳が分からない。いっそのこと「月3000円で使い放題」という分かりやすい契約を出してほしい。その意味では楽天モバイルは良心的だと思う。(実は私は使っています)
しかし、私が言いたいのはそんなことではないのです。昔からデータ通信量に制約を掛け過ぎたせいで、日本では肝心の利用内容の充実が進んでいないこと。それが情けない。もっと自由にデータ通信が可能であれば、いろんなサービスが出来たはず。エンタメ系とか教育・学習系とか、ニュースとか
つまりスマホを使った様々なサービスを、通信料金の制約に縛られずにどんどん利用出来たら、日本はDXやAIなどで世界から置いてけぼりにされずに済んだはず。
この問題はドコモ、au、ソフトバンクの先行3社に責任がある。特にドコモは、iモードで大失敗したのに、まだそこから何も学習していない。通信料金で儲けるのではなく、通信を利用した付加価値の高いサービスを提供することでフィーを稼ぐ様にしたらどうか。例えば、医療相談とか、育児相談とかのサービスが受けられると言うのはどうか。
