朝ドラ「らんまん」も今月限りです。万太郎は相変わらず植物採集と図鑑製作に余念がない。植物学者だから当たり前だろうと思うかもしれないが、人間なかなかここまで一途になることは難しいと思います。いわゆる「ぶれない」生き方。凡人の私にはとても真似ができない。まして経済的に貧困でも特に不満を言う訳でないところが非凡です。私たちはこのドラマを見て何をどう感じ取ればいいのでしょう? 「凄い人だなあ」ということは誰でも感じますが、こういう生き方に憧れる人は少ないかもしれません。エベレストに登っている登山家を見るように、単にひとりの傍観者として万太郎の生きざまを見つめることで、こういう偉大な人が居たのだと言うことを知ることなのかもしれないですね。
