今回の「どうする家康」は有名な話です。しかし、具体的にどういうやり取りがあって家康が上洛を決意するに至ったのかということは案外知られていません。単に秀吉の妹を人質に出したからというわけではなく、前回の石川数正の突然の出奔と絡む極めて重要な展開であったことがわかりました。これこそ歴史を学ぶということだと思います。亡き妻瀬名との約束に囚われて、何が何でも自分が天下を取ると決めていた家康に、一考を与えた石川数正。深いですね。感動してしまいました。
それからもう一つ、本日、私が心を動かされたことがありました。それは昨日の試合でパリオリンピックの出場権を勝ち取った男子バスケットチームのヘッドコーチのトム・ホーバス氏の言葉です。「日本人はもっと自分を信じなさい」「コートの中で前に進む自信がないのならベンチに引っ込め」この言葉、実はバスケットチームだけではなく、今の日本人全員に共通する忠告だと思うのです。特に企業の経営者や政治家に。日本人が誇る「大和魂」はどこに行ってしまったのか!! 我々日本人は自信を取り戻さなくてはいけない。そして失敗を恐れずに、自信を持って前進するべきだ。敢えてリスクを取ってでも打って出るべきなのだ。私自身もこの言葉に励まされました。
