統一地方選ということで私の住む地元でも県議会議員と市議会議員の選挙があるため、毎日各候補者の選挙カーが町中を走り回っています。こういうのはもう見慣れた風景です。先日ウォーキングの最中に某候補者の選挙カーが交差点の信号待ちで私のすぐ脇に停車し、屋根に付けた拡声器から「市議会議員候補の○○でございます。本人がご挨拶に参っております・・・」と叫んでいました。その選挙カーに乗っている候補者の顔を見ようと思い車中を伺うと、運転手一人しかいない。もちろん運転手だから候補者の襷は掛けていません。あれっ、候補者本人が乗っていないじゃん!! これはおかしい、こういう空箱みたいな選挙カーが有りならば、同じ候補者の選挙カーが何台も町中を走り回っていることになるが、それは公職選挙法違反です。「選挙カーは1候補者1台、同乗者は6人まで」というルールがあります。多分、候補者が近くで立会演説会をしている間に選挙カーが異動していたのだと思いますが、その時は「本人がご挨拶に参っています」と連呼しないでほしい。これじゃまるで、プロレスの地方興行の宣伝カーと同じだ。
今の時代はネット社会で、あらゆるものがネットの利用を進めている時代に、こんな旧態依然とした選挙活動を行っている日本は進化から取り残されているのではないか。安倍さんが選挙の立会演説会で銃に撃たれて亡くなった事件があったけれど、選挙活動や投票のやり方を見直したらどうか。もっと効果的で、安全で、静かな選挙活動。天気が悪くても、不在者投票でも、投票しやすいネットによる投票方法などを検討すべきだと思う。
