私が「ピアノを弾こう
」と決意したのは、NHK-BSの「街角ピアノ シンガポール編」を見たからです。
フィリピン人の少年が登場して、いきなり「ジ・エンターティナー」を華麗に弾き始めたのです。
この曲は、多分みんなタイトルは知らなくても、聞けば知っていると答えるはずで、映画「スティング」のタイトル曲として使われました。
とても楽しい雰囲気を醸し出すので、人前で弾くには持ってこいの曲です。
「こんな楽しい曲をピアノで弾けたらいいなあ」という強い憧れが沸き起こりました。
実は私、子供のころに親に言われてピアノを習っていました。
しかし、正直言ってあまり楽しいとは思わなかったので、いわゆる「お稽古事」の一つとして、やらされている感が強く、結局ものにならずに終わってしまいました。
今から思うと実にもったいないことをしてしまったと反省しきりです。
それでも音楽に親しむという習慣が付いたことは事実で、その後ギターを弾くようになったのもピアノに触れていたからだと思います。
結婚してから、妻に教わってモーツァルトの「トルコ行進曲」を練習したのが最後でした。
ネットで調べて、電子ピアノを買いました。
TOMOIというブランドで、2万円ぐらいと手ごろでしたが、ちゃんと88鍵ありますから、本物のピアノと同じです。
電子ピアノが良いのは、イヤホンで音を聴けるので、夜でもご近所に騒音をまき散らす心配が無いからです。
これから練習を重ねて、いつか私も街角ピアノで弾けるようになりたい。
これが私の生き甲斐です。