みなさんごきげんいかがですか。

 

あるブログで拝見したママさんの行動。

ちょっと気になったので分析してみました。

 

病院の診察を待つお子さんたちが、待合室のテレビで流れるアニメを見ていたところ、後からやってきたあるお母さんがさも当たり前のようにテレビのリモコンをつかんでテレビを消してしまいます。急に画面が消えて「なんで消えちゃったの?」戸惑う子どもとお母さんたち。

受付の人がテレビをつけようとすると、先ほどのお母さんが「ウチでは子どもにアニメを見せないようにしているので、消したままにしてください」と。その言い方や物腰がとても上品で有無を言わせない雰囲気があって、そのままテレビは消したままになったとか。

このブログを書いたお母さんは、お子さんが普段はあまり見ないアニメを楽しみに病院に行っていたので見れないことを残念だと思ったそうですが、お話をしたり手遊びをしたりして時間を過ごしたそうです。

 

ここで私が気になったのは、テレビを消した上品なお母さんのこと。

このお母さんの行動は自分軸、自分勝手、他人軸のどれだと思いますか?

 

人に言われてテレビを消したわけではないので、他人軸ではありませんね。

ちゃんと子育ての方針があり、それを曲げずに行動してテレビを消しています。そこだけ見ると自分軸のように思えますね。

自分軸か自分勝手か見極めるにはまず「言動の一致」があるかないかを見る必要があります。

・言っていること(子どもにアニメを見せない子育てをしている)

・やっていること(テレビを消す)

・思っていること(アニメを見せない子育てをしているからここでも見せたくない)

一致してますね。

では自分軸かというと、もう一つ確認することがあります。

「思いやりがあるかどうか?」

待合室ではすでにアニメを見ている子どもたちがいて、アニメを見せることでおとなしく待つことができていたかもしれません。お母様たちも助かっていたかもしれませんね。しかしその人たちのことは考えずに、「自分(我が家)のルール」を押し付ける形で、テレビを消した。これは思いやりのない行動といえます。

「言動の一致」はあっても「思いやり」に欠けているので、このお母さんは自分勝手だといえます。

 

もう一つ私が気になったのは、この「自分(我が家)のルール」を押し付けたことです。

成長し社会に出れば、自分の思う通りにならないことはたくさんあります。だからこそ子どものうちは親が思う通りにしたいと思っていらっしゃるのかもしれませんが、そんな言動を見て子供は育ちます。周りに合わせすぎれば苦しいかもしれませんが、自分の思う通りにならないこともあるということは知っておく必要がありますし、そこでうまく合わせることができるような柔軟性を学ぶのも大切なことだと思うのです。いかがでしょうか。

 

 

 

 

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