台湾政府は4月分から電力料金の値上げを発表しました。値上げ率は平均11%で、電力使用量が大きいほど引き上げ幅が大きいそうです。
例えば、台湾経済を牽引している半導体ファウンドリ最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は25%の引上げになるそうです。
その他の大手としては、グーグル、中華電信、台湾高速鉄路、台鉄(在来線)、台北や高雄の都市型鉄道MRT、液晶パネルメーカー向けも同様の値上げ率になります。
一方で一般家庭電力料金は5.7%引き上げと報道されています。私の部屋は毎月5000円弱ですから約300円ほどの引き上げになると想像しています。
値上げの理由ですが、台湾電力公司は慢性的な赤字経営で収益を増やす事により赤字額縮小させるのが狙いだそうです。ついでながら、電力インフラの老朽化が進みインフラ投資にもかなりの金額が必要だからだそうです。
電力会社は国営で然も独占企業ですから、赤字経営になるのが理解し難いのですが、これまで余程安値で電力販売して来たのでしょうか?
とは言え、電力料金アップは即その関連費用(商品)にも価格添加されて影響する筈です。台湾の物価上昇が更に進むことは避けられない見通しですね❗️
私は高速道路は週に一回は乗車するので困ったものですが、台湾へご旅行を計画されている方にとっては諸物価が便乗値上げされて影響を受けるでしょう。最早台湾の物価は安くはなくなりつつありますね。