若者の歴史認識が心配です❗️ | 台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で起業して頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

私は週に一回台湾ローカル会社で日本語教室の講師をしています。初級レベルですから教師経験の無い私でも勤まっています。


ところで、この日に使用している教科書に黒澤明監督の映画『七人の侍』が出てきました。その為、サムライとは何かを説明する為に鎌倉時代から江戸時代までの年号に触れざるを得ない状況になりました。その延長で台湾の年号民国(今年は民国113年)にも触れたくなりました。


私:「今年は民国113年なのは何故でしょう?」

生徒:「??」

私:「では、2024-113=1911年です。この年は何が起きた年でしょう?」

生徒:「??」


私:「辛亥革命の年です。辛亥革命とは何ですか?」

生徒:「??」

私:「清朝が倒れて、皆さんの中華民国🇹🇼が建国された年です。そこから起算すると民国113年になります。」

生徒:「ほお!」


私:「辛亥革命は何処で起きましたか?」

生徒:「香港!上海!厦門!」

私:「湖北省武漢(正確には武昌蜂起)、南京が臨時首都政府で孫文が臨時大統領に就任しました。」

生徒:「へええ、孫文?歴史に詳しいですねえ!」


私が教えている生徒さん達は皆大学や専門学校卒ですが、一般的な若い台湾人の歴史認識がこんなもんだとしたら心配になります。孫文と蒋介石と混同している生徒もいましたが、孫文先生が草葉の陰で泣いています。


(台湾国父の孫文、写真はお借りしました。)