《室礼》〜「雛まつり」の室礼に『雛百種』をしつらえて〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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先日の雛まつりの室礼では、ちょっと趣向を変えて、

 

古いお雛様の画集を室礼の盛り物と致しました。

 

〜雛まつりの室礼〜

 

 

盆果   桃の花、『雛百種』、雛の色紙(翁久允作)

 

盛り器  長板、花器

 

『雛百種』は、大正4年に発行された全国のお雛様を紹介した彩色木版画の図録。

 

これは、日本画家であった主人の母(翁久允の娘)のものでした。

 

義母は、生涯お雛様をテーマに絵を描き続けていました。

 

雛まつりの色紙は翁久允の作品。

 

今回は、先生からシンプルにとのご指導を頂き、桃の花と色紙と画集だけの室礼に❣️

 

花器は、迷った末に現代作家の方のものに…

 

長板からはみ出した所においた残りの画集も計算しての室礼。

 

大変勉強になりました〜💡

 

〜『雛百種』〜

 

久保田米齋・西澤笛畝 編

芸艸堂

大正4年

 

この画集は、日本画家であり人形の研究家であった西澤笛畝(てきほ)が、

 

久保田米齋と共に編集した大正4年発行の雛人形の画集です。

 

明治時代の玩具コレクターであり養父でもあった西澤仙湖のコレクションを

 

受け継いだ西澤笛畝が自ら写生し、人形の姿を後世に伝えたいいう西澤仙湖の念願を

 

果たしたという画集だそうです。

 

ここに描かれた色々な種類のお雛様の形には、

 

先人たちがお雛様に込めた様々な思いを感じることができます。

 

そんな様々な思いをしつらってみたいと思いました。

 

〜翁久允の色紙〜

「いつまでも いつまでも 桃の花と酒」

 

翁久允と義母は、父娘でこの図録を見ながら、

 

それぞれが描くお雛様を考えていたのかも…しれませんね。

 

〜立ち雛〜

 

今回正面にしつらえたのは、『雛百種』の上中下巻の中から、

 

下巻に収められていた立雛。

 

紙製で原寸大と、記載があります。

 

あとは意味不明😅

 

『雛百種』に掲載されているお雛様をちょっとだけご紹介致しましょう。

 

〜お雛様いろいろ〜

 

右  三輪雛 木彫彩色、 三輪雛ってなんでしょう?

 

左下 香合雛 九谷焼陶製 お雛様型の香合でしょうか?

 

左上 折雛 和紙で折った折り紙のお雛様の様ですね。

 

この他にも大変興味深いお雛様が、もう〜たくさんございました〜💓💓💓

 

それらは、次回のお楽しみということで、しばし、お待ち下さいませ。

 

 

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