折形の中には、五節供に関わる折形もございます。
先日の小津文化教室での折形講座では「雛節供祝い包み」をご紹介🎎
〜雛節供祝い包み〜
雛節供祝い包みは、ひな祭りの「菱餅」に添える「きな粉」を入れる包み。
昔は、砂糖が高価だったので、甘味をきな粉で補ったとか…
この折形は、江戸時代頃に考えられたのでしょうか?
菱餅の菱形の形を折り出して、上部には「木の花包み」を折り出しています。
木の花包みには、桃の花を❣️
〜雛節供祝い包み〜
現在では、菱餅にきな粉を添える習慣もないので…
季節を感じるしつらえとして使ってみました。
こちらは黒塗りのお盆にしつらえて格調高く。
〜三色の「雛節供祝い包み」〜
菱餅の三色で折りました。
この三色の変遷や順番については、諸説ありますが、
私は、下から萌黄、白、桃…この順番が好き💓
大地には若草が芽を出し、その上には名残の淡雪、そして頭の上には桃の花♪
春を待つ思いを込めて…
生成りのお盆の上にしつらえてみました。
〜お雛様の見立て〜
金銀砂子の入った白の合わせ揉み紙の雛節供祝い包みは、男雛の見立て。
そして桃色の合わせ揉み紙の小さな雛節供祝い包みは、女雛の見立て。
女雛は、男雛に抱かれるように…
赤の合わせ揉み紙で作った大きな菱形の上にしつらえてみました。
菱形は、水草の菱の葉の形や果実の形をかたどったものだとか…
菱は、繁殖力が強いので、子孫繁栄や無病息災などの願いが込められています。
折形のカタチの本来の意味を知った上で、新しい使い方を考えてみたいと思います。
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