茨城県取手市の「サンスポーツ」さんに、高校時代のキャッチャーミットのオーバーホールをお願いしました。ゼット社の「香川モデル」です。2年生の冬休みに、年賀状配達のアルバイト代とお年玉で買いました。
秋までは一つ上の先輩から譲り受けた「久保田スラッガー」のものを使っていたけれど、最後の夏は自前のミットでマスクを被りたかったのです。
実家のある御宿から外房線と総武線を3時間乗り継ぎ、飯田橋の「ベースマン」を訪れました。当時は今以上に関東の野球少年の「聖地」でした。中学時代は補欠だった自分がオーダーメイドのミットを作れるなんて夢のようで、胸が高まりました。
だけど結局、この子は公式戦に使われることはありませんでした。革のせいなのか、アンコ(中綿)が多すぎたのか、最後まで硬いまま手に馴染まず、しっかりと捕球できなかったのです。当然ピッチャーからも不評だったので、スラッガーのものに戻しました。言い方は変ですがなんだか可哀想で、上京や引っ越しの際もずっと傍に置いておきました。もう試合では使ってあげられないけれど、もう一度本来の姿に戻してあげたかったのです。出来上がりは3か月後の予定です。





