大寒は雨の土曜日 | うたし日記3

うたし日記3

うれしい・たのしい・しあわせな日常を綴っています。



柔らかな雨が降る静かな土曜日、
午前中に発送の準備をして、
明日は返却する源氏物語を読む。

きっとさーっと読まないと読み切れないなと思い
さーっと読むのだけれどやはり長い。

国文科だった娘に源氏物係を読んだのかと聞いたら、
上記の大和和紀さんので読んだという。

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ  つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず


それでも午後から読み続けて終えた。

最後の巻は「宇治十帖」というのだけれど、
源氏が「雲隠」という空白の帖の彼方に姿を消してから、
この「宇治十帖」は書かれているようだ。

作者が紫式部だろうかという説もあるようだが、
そこは疑わないようにしよう。

他の方の訳を読んでいないので、
比べることは出来ないけれど、
角田光代さんの訳は私には良かったと思う。




時代背景など異なっても、
人の心などは千年の昔も今も、
同じようなところがあるようで、
だからこそこうやって長いあいだ
読みつがれてきたのだろう。

身分の差など現代ではかなりボーダーレスになり、
もののけもこんなに明るい照明のもとでは出てきそうにないし、
それでも面白く読むことが出来た。

正観さんが晩年目が悪くなられて、
それが一番つらいと言われたことがありました。

私もこの前の高齢者講習で視力がかなり落ちていて、
若い頃は2.0まで見えてメガネに縁がなかったのだけれど、
今でもメガネのお陰で見えることはありがたいと感謝だわ。

今年の大寒はかなり暖かかったけれど、
また冷え込んで来るという天気予報。

後2週間もすれば立春、
待ち遠しい春は近づいているのです。


それではまた明日ドキドキ
本日もありがとうございます。