アイホールがコーヒーショップになる!? | おおつる 求 ブログ

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みんなちがって、みんないい。
大津留が見た・聞いた・感じた・考えた事を、徒然なるままに。。

演劇ホール(アイホール)の結論が、

本日の議会で報告された。

 

アイホール存廃決定は来年末か。 2023年10月4日

 

アイホール(演劇ホール)の今後について 2023年6月17日

 

 

 

 

 

市が出した結論は

①アイホールは2025年度末閉館。

②演劇機能は維持する。

③いたみホール地下に小演劇スペースをつくる。

 (2030年度使用開始)

④アイホールは民間事業者に貸す。

 

 

以下、資料説明や

質疑応答メモから。

 

青字はボクのツッコミ

 

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いたみホールを改修する際に、

工作室を小ホールに転用。

席数は50~70位か。

演劇界の方と意見交換している。

 

 

ルーム501、502はアイホールの

カルチャールームをイメージ。

 

 

演劇事業は小ホールが出来るまで、

音楽ホール等でおこなう。

 

 

 

 

 

民間事業者から広く提案を求め、

有用な意見やアイデアを収集する

サウンディング型市場調査によって、

民間での事業運営可能とわかった。

 

 

民間事業者への賃料は、

利用が難しいホール構造のため、

現在、不動産鑑定している。

 

 

国際交流センターや、

青少年センター等への転用は

部分的にも考えていない。

基本的に民間事業者へ全部貸し。

 

 

 

「にぎわい創出」ってなに?
塾に通う子がにぎわい?

クリニック患者がにぎわい?

喫茶店がにぎわいって無理がある。

 

 

 

 

 

文化3館再配置事業実施方針(案)

を策定し、パブコメを実施する。

(11月15日~12月14日)

 

 

来年3月議会で、

演劇ホール廃止条例を上程し、

来年度に事業者公募を始める。

 

 

演劇ホール廃止条例の上程時点では、

民間事業者の募集要項は示されない。

(まだ出来ていない)

 


改修期間は、引越しや、

再開準備期間も含めている。

 

 

 

 

2021年6月24日資料より

 

そもそもこの話は、

公共施設マネジメントが発端。

 

文化3館(演劇・音楽・文化)

エリアとして捉えて考えた。

 

「支出削減」、「市民利用率が低い」

演劇ホール(アイホール)を民間貸出する

ということから始まった。

 

 

 

 

2018年度(コロナ前)との比較資料

 

 

演劇ホールの直近データをみると、

指定管理料は大幅縮減され、

市民利用率は2倍強となっており、

市が求めた経営改善に向かっている。

 

でも結論は変わらない。

 

 

《参考》

伊丹市立演劇ホール(アイホール)問題 2021年8月7日

 

 

 

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ここ数年、

アンケート調査をしたり、

文化振興ビジョンをつくったり、

委員協議会で報告を聞いたり、

マジメに考え質問してきたけど。

 

 

結局は「初めからあった結論」、

民間事業者に貸す、という話が、

今回出てきただけだった。

 

 

 

 

 

強いて言えば、

演劇関係者・市民が声を挙げ、

渡辺えりさんが市長に直談判し、

平田オリザさんが助言したから、

そのほとぼりが冷めるまで、

予定を数年延ばしただけ、

ということでしかない。

 

 

仮に演劇ホールで無くなっても、

本市の重要施策に転用する、

という考えさえ無いのがフシギ。

 

代表質問の「まとめ」

 

 

 

そんなこと言っていると、

「財源はどうする」

という市長の顔が浮かぶ。

 

 

だから今一度、考える。

「公共ってなんだ」

 

突き付けられた大きな課題、

と捉えた議員が何人いたか。

 

説得できなかった自分の力不足。

そして判断の時は来年3月。

演劇ホール廃止条例への賛否。

 

 

 

 

アイホール公演を25年間続けてきた

劇作家・演出家の平田オリザさんが、

2021年8月にアイホールでおこなった

講演内容メモを想いだす。

 

 

文化芸術の大切さは失わないと実感しない

 

アイホールを無くすことは現代の流れに逆行

 

文化や教育は未来を決める

 

目先のことで決めてよいのか

 

市の30年後という長期視点で考えて欲しい

 

《参考》

平田オリザさんのお話を聞いて