[質問報告②]アイホール(演劇ホール)の今後について | おおつる 求 ブログ

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みんなちがって、みんないい。
大津留が見た・聞いた・感じた・考えた事を、徒然なるままに。。

2021年6月に「演劇ホールの活用」

説明があってから様々なことがあった。

 

【参考】

サウンディングと今後の流れ
 

来年度予算案を見たら、市の意向が鮮明に反映されていた、というお話。

 

 

昨年度から3年間、アイホールは

受益者負担適正化や自主事業縮小、

経営改善をしながら運営されている。

 

 

同時に、いたみホール(文化会館)、

アイホニックホール(音楽ホール)の

いわゆる「文化3館」のあり方を

検討することになっている。

 

 

 

 

選択肢は2つ。

①アイホール経営改善+3館を長寿命化工事。

②アイホールを用途変更。

 演劇機能を移転して複合化長寿命化工事。

 

 

 

青:質問要旨

黒:回答

緑:意見・要望

 

*以下は抜粋・要約。

*議事録ではありません。

 

 

 *************

 

 

アイホールの運営状況は。

 

2022年のイベントホールは

演劇19、音楽2、ダンス5、他11

約229万円の黒字

 

2023年度見込みは

演劇10、音楽2、ダンス2、他17

 

長期間利用する演劇が半減しているため

昨年度より収入減少が見込まれる。

 

 

演劇が減少した要因としては

文化庁の助成金制度の要件が変更、

コロナ対策助成金(AFF)が終了、

高槻や大阪市内に同規模劇場が増えた

ことなどが考えられる。

 

 

文化庁Webより

 

 

 

 

検討メンバーと判断基準は。

 

文化振興課・施設マネジメント課、

必要に応じ財政部門や政策部門も。

また指定管理者とも意見交換。

 

行財政プラン公共施設再配置計画

「効率化」「有効活用」の視点に加え、

文化振興の基本理念も考慮している。

 

 

 

 

 

 

今後のスケジュールは。

 

現時点では結論に至っていない。

今年度中に中間報告し、

来年度上半期に最終報告を考えている。

 

 

財政面だけで文化を考える市の姿勢。

そこに危機感を抱く。

 

 

 

 

近年、公立の文化施設には、

文化的なつながりを求めて人々が集まる拠点、

「文化的コモンズ」の役割が期待されている。

この視点に対する見解は。

 

文化的コモンズの考え方も参考に、

文化振興背策の指針に基づき、

「文化芸術がそばにある」と市民が

実感できるよう検討をすすめる。

 

 

 

 

アイホール公演を25年間続けてきた

劇作家・演出家の平田オリザさんは、

この問題について講演した。

 

文化芸術の大切さは失わないと実感しない

アイホールを無くすことは現代の流れに逆行

文化や教育は未来を決める

目先のことで決めてよいのか

30年後の市をどのようにしたいのか

長期視点で考えて欲しい

伊丹市民が問われている

 

この言葉を心に刻み、考えていきたい。

 

 

【参考】

平田オリザさんのお話を聞いて

 

関西最後の砦の小劇場、存続を 平田オリザさんら署名
2021年8月21日 朝日新聞デジタル