市長目玉施策「安全・安心見守りカメラ」
犯罪抑止、事件等の早期解決を目的に
全市に防犯カメラを1200台整備している。
2015年以降に
1000台設置で約3億9千万円。
2019年に
200台増設で約8千7百万円。
その結果、
約25キロ㎡の狭い市内に、
1200台の防犯カメラが設置された。
昨年度の決算書より
年間維持管理は約4千万円。
昨年度までに
警察等に提供した
画像総件数は4,396件で
カメラ25,591台分にのぼる。
[参考]
カメラ画像提供状況
そのうち何件が事件等の解決に
貢献したのか、は不明。
この「監視カメラ」については
2018年頃まで質問を続けてきた。
近年、議会質問から遠ざかっていた。
その間も、議会では
次のような発言が繰り返された。
2020年第1回定例会(2月25日)
藤原市長
私は、この事業を進めるに当たり、犯罪の半減を市民の皆様にお約束しておりました。その成果は、警察が発表する街頭犯罪(*)認知件数にあらわれ、カメラ設置前の平成26年には1812件であったものが、平成31年は暫定値で716件と、60%を超える大幅な減少となりました。
街頭犯罪(*)
路上強盗、強制わいせつ、ひったくり、車上狙い、自販機狙い、部品狙い、器物損壊、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗をいう。
そんなカメラも電気機器。
設置から8年を迎える。
修理件数は
2020年度に60件、
2021年度に85件となり、
機器更新が必要、となる。
そこで本市は6億9千万円かけ
全1200台を更新する準備に入った。
一台当たり約57万円の計算。
ここでふっと。
1000台規模カメラを設置し、
毎年4千万円かけないと
街頭犯罪が減少しないのか。
他市はどうなっているのか。
兵庫県警に電話したら
驚愕な答えが返ってきた。
全国的に
どこも下がっていますよ。
犯罪の内容が
変わってますから。
阪神間及び主要自治体の
街頭犯罪認知件数が
過去10年わかる資料をお願いした。
1週間後、表が届いた。
街頭犯罪認知件数 10年間の推移
議員としてのチェック機能を
果たせていなかったのではないか。
自責の念に駆られながら、
ボクは苦笑いするしかなかった。