オレンジ色の屋根が大学
私の住居近くの
2021年3月末をもって、
さくら夙川キャンパスに統合され、
35年の歴史に幕を下ろした。
10月から2023年2月頃にかけて
解体工事が始まる,という。
広大な敷地。
近隣住民にとって、
「跡地は何になるのか」が
大きな関心事になっているが、
ボクは正解を知らない。
ご存じの方、教えてください。
跡地に何ができるのか。
聞かれることも多いので、
担当課に教えてもらいながら、
建築規制について調べてみた。
【跡地の建築規制】
どのようなものの建築が可能か。
この色分けされた地図で
大手前大学を調べると
「第1種住宅地域」になる。
「第1種住宅地域」って何?
「第1種住宅地域」
住居の環境を守る地域です。
3,000㎡までの店舗、事務所、
ホテルなどは建てられます。
すぐそばに「つかしん」があり、
商業施設は考えにくい。
中心市街地でも空室が多い。
事務所も無いのでは。
やはり一戸建てか、
それともマンションか。
仮にマンションだった場合、
何階建まで建てられるのか。
「第一種住宅地域」は、
「第3種高度地区」になる。
理屈上は、
道路から離れるほど高くできる。
どのように設計するかは、
採算性も加味して、
事業者が考えるのだろう。
あと伊丹特有の事情として、
航空法による制限もある。
地元に住むひとりとして、
跡地がどうなるか、注目をしている。
自宅からの風景も大きくかわるのか?
【大学誘致の経緯】
高等教育機関の設置について
市の高等教育機関誘致懇話会は、
1983年に答申をだした。
地域の教育、文化、産業振興や、
定住推進に欠かせない施設として、
誘致の必要性を4つ挙げている。
①地元進学希望者の要望
②地域社会の高等教育ニーズ
③若い世代に国際社会対応
④女性問題に基本を置いた
地域住民に開かれた高等教育機関
答申を受けて市は大学を誘致。
1986年、市内に2つの大学が
開設された。
南部の大手前大学、短期大学。
北部の大阪芸術大学短期大学。