きしのりこさんが、伊勢原ぺんぺん食堂に初出演！
初めましての清水佑子さんとのバースデー２マンフリーライブが開催され、
やもとなおこさんもゲスト出演されましたので、現地へおじゃまして来ました。
のりちゃんと清水さんは、１日違いの五月生まれですよ。
のりちゃんとやもとさんの共演は、実に久しく１２年３月の横浜以来です。
Live act.
◇ 清水佑子さん (沖縄唄・三線)
◇ あきなさん (ピアノサポート)
◇ きしのりこさん (三味線弾き唄い・ピアノ弾き語り)
◇ やもとなおこさん (ギター弾き語り)
清水さんは福岡出身・伊勢原育ちで、のりちゃんと同じボーカルスクールからの縁。
やもとさんのお父さんの菩提寺の娘さんと言う、縁つながりですね。
サポートのあきなさんは、厚木・町田方面に在住されているそうです。
早めに入り、まずはお昼ご飯。
鶏酢定食が好きなのですが、豚汁が付いてボリューム感たっぷりですよ。
定刻になり、まずは清水さんの三線とあきなさんのピアノステージから始まります。
沖縄唄を紡がれ、ステージのテーマは「命」でした。
♪ 童神（わらびがみ） ・・ with Vo. きしのりこさん
♪ 涙そうそう
♪ ハイビスカスの花 ・・ 三線無し歌唱
♪ 命どぅ宝（ぬちどぅたから）
１曲目は、のりちゃんも川崎で時々歌われている沖縄民謡の「童神」を、
キーボードならではの音色も生かして、三人でゆったりコラボされましたよ。
良く知られている「涙そうそう」は、森山良子さん＆BEGINの作品。
「童神」と共にポピュラーに三線が聴ける、代表的な沖縄唄の一つになりましたね。
続いての「ハイビスカスの花」は、ピアノだけをバックに歌われた沖縄恋唄。
清水さんの三線の先生の、オリジナル曲なのだそうです。
ソロステージの最後は、昭和の時代に入って書かれた「命どぅ宝」へ。
" 命こそ宝 " と歌う沖縄言葉には、振り回されて来た沖縄の現実も散りばめられている、
パワフルな沖縄ならではのプロテストソングでしたよ。
三線で歌われる方は何人か存じていますが、曲数もバリエーションも多めに聴け、
ルーツに触れるような作品も聴けた貴重な機会で良かったです。
１０分ほどの転換オーダー休憩を挟んで、続いてはきしのりこさんのステージへ。
今回は三線がルーツの三味線も持参され、聴かせてくれましたよ。
前後２曲の他は、ピアノ弾き語りです。
♪ 打上花火 ・・ 三味線弾き唄い with オケ
♪ ブルースター
♪ ああなたがいるから
♪ 今
♪ 桜餅はあんこに限る ・・ 三味線弾き唄い with オケ
スタートは和の雰囲気の「打上花火」、この日は伊勢原の花火も有りましたから
鎮魂の祈りも込めた三味線が響く。
自己紹介の後は長唄の話も少しされ、
花見踊りの触りや神田祭の触りなども、少し聴かせてくれましたよ。
ここからはピアノに転換し、ラブソングへ。
まもなく盛りになる花の名を冠した「ブルースター」、そして最新曲の
「あなたがいるから」へと、優しく穏やかに紡いで行く。
ピアノの締めは、コロナ禍の苦悩を乗り越えた曲の一つの「今」を歌い上げ、
" せっかく三味線を持ってきたので " と、ソロステージの最後はやはりあの曲ですね。
和洋コラボの名曲「桜餅はあんこに限る」で、ロックに締めてくれました。
初めての方や久しぶりの方は、曲の表現のギャップに驚かれた様ですよ。
前半の三味線もピアノも静で平穏から、後半はパワフルに徐々に動へ。
特に「桜餅はあんこに限る」は、和洋コラボに歌も三味線もロックな味わいが有り、
度々変わる長唄と Pop な歌声やメロディーラインの変調には、
アーティスト・お客さんを問わず、驚かれた方も多かった様です。
バリエーションに富んだ、楽しい時間でした。
１０分ほどの転換オーダー休憩を挟んで、最後はやもとなおこさんのステージへ。
やもとさんは地元ならではのコラボや、歌謡曲も織り込んで聴かせてくれました。
♪ 宣託 - センタク -
♪ 夜桜お七 (坂本冬美さんカバー・やもとアレンジ )
♪ 伊勢原おどり ・・ with 三線 清水佑子さん
♪ Tonight ・・ with Vo. 清水佑子さん
♪ home town
パーカッシブなギターに悩める気持ちを静かに綴った「宣託」からスタート。
こちらでは歌謡曲ライブもされていますから、その中から「夜桜お七」を披露。
といっても、やもとさんですからオリジナルアレンジです。
元々の雰囲気を、ギター１本でよりブルースにロックに表現する様は圧巻ですよ。
続いては地元の「伊勢原おどり」を、三線の清水佑子さんとコラボされました。
もちろんこちらも、やもとアレンジで盆踊りらしからぬ４段階のアップ変調を繰り返す。
慣れてるお客さんや私は、claps 変調にも合いの手にもついて行きますが、
この曲もバンドや色んな編成で披露されていて、次は三味線も入って聴きたいですねぇ。
続いてのオリジナル曲「 Tonight 」は、こちらのおーぺん(オープン)マイクで
清水佑子さん
披露されたことが有るそうで、ボーカルコラボを聴かせてくれましたよ。
最後は故郷・伊勢原への思いを詰め込んだ「 home town 」をしっとり歌い上げ、
ソロのステージを締めてくれました。
" 矢会 " を知ってる私としては、短い時間に多くのジャンルやコラボもされて、
十分にバリエーションを楽しめたセットリストでしたね。
生の「夜桜お七」は、やもとさんならではの味わいで魅せられましたよ。
最後は出演者全員によるコラボですが、その前にぺんぺん食堂さんから
清水さんとのりちゃんへ、バースデーケーキのサプライズ！
素敵でしたね、後で我々にもおすそ分けをされ、美味しく頂きごちそうさまでした。
最後のコラボは、沖縄唄でみんなで賑やかに締めます。
♪ オジー自慢のオリオンビール ( BEGIN コラボカバー)
・・ Vo. やもとさん・三線. 清水さん・Pf. のりちゃん・タンバリン. あきなさん
この曲を生で聴いたのは初めてですが、沖縄ならではの前を向こうとする歌詞に、
力強い三線の響きとやもとさんのパワフルボイスが良く似合う。
最後は何度も一緒に乾杯の祝杯を挙げましたが、現地の沖縄や沖縄酒場ですと
カチャーシーも一緒に踊られるのでしょうね。
三時間半近くに及んだバースデー２マンフリーライブ with やもとなおこさんは、
楽しく終演となりました。
清水佑子さんとのりちゃんの２マンの予定だったフリーライブは、
初めて聴けた清水さん＆あきなさんの沖縄唄と三線の響きもとても良かったですし、
のりちゃんとのコラボや三味線も聴けた、貴重な機会となりました。
そして後でゲストでやもとなおこさんが参加してくれたことにより、久しぶりに
のりちゃんと一緒の空間で聴く事も出来ましたし、やもとさんと清水佑子さんの
ギター＆三線コラボ、最後は全員によるコラボも聴けたりと、フリーライブにしては
かなり贅沢な時間を楽しめたと思います。
アーティスト同士でお互いの曲にも、そしてお客さんもインパクトを受けた様で、
やもとさんからは " 今度はギター&三味線&三線でもやりましょうよ " との声も有り、
お店やお客さんからも " また来てください " との声も多かったようですね。
客席の後方の食事のお客さんからも、歓声や拍手が沸き起こる様な状況でしたから、
本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。
サポートのあきなさんの、優しいピアノも素敵でしたよ。
お疲れさまでした、また是非こちらや各所で、皆さんと楽しい時間が過ごせますように。
