05/17 南青山 MANDALA 入日茜&拝郷メイコ | 溝ノ口の山オヤジのブログ

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〜南青山MANDALA 30th anniversary〜<青山夜話>に、
入日茜さんが出演されたので、おじゃまして来ました。
1月の代官山以来になる、拝郷メイコさんとのツーマンライブです。
ツーマンは、22年2月の祐天寺以来ですね。
そして MANDALA さん、30周年おめでとうございます!

 

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10分ほど開演時間を調整してから、
ツーマンライブはピアノ弾き語りの入日茜さんのステージから始まりました。

 ♪ Little Wing
 ♪ レクイエムが聴こえる
 ♪ 骨なしヴァランタン
 ♪ 仮面男
 ♪ 春待ち列車
 ♪ ヒカリ ・・ 拝郷メイコさんカバー
 ♪ マクトゥーブ ~風のうた~
 ♪ 斜陽

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入日さんの今回のセットリストのテーマは、色々な人生の孤独。
人と森の営みの物語とも言える「 Little Wing 」は、切なさの中に木漏れ日の様な明るさ。
安息への祈りのイメージの「レクイエムが聴こえる」を歌い終え、

お客さんへの来場御礼と30周年のお祝いを述べられました。
人生の孤独はパリの街角でも、「骨なしヴァランタン」はワルツ&シャンソンテイスト。
心に仮面を被った生き方はしたくありませんが、「仮面男」はやるせない心の内を叫ぶ。
意外にも高校時代は友人が少な目だったという入日さん。
「春待ち列車」は、そんな故郷・福井の風景を織り込んだ明るいタッチの作品ですね。
今回はお二人の相互カバーも歌われましたが、入日さんのセレクトは「ヒカリ」でした。
優しさに溢れる作品なので、ギターがピアノに変わり歌声のトーンが変わっても、
名曲の味わいは変わりません。
オリジナルに戻り「マクトゥーブ 〜風のうた〜」は、あえて孤独の旅へと向かう物語で、
果てなき旅の風景が郷愁を誘う。
最後は歌う原点となった大学生の頃の作品で、幸せの孤独を表現された「斜陽」で
ステージを締めてくれましたよ。
上京時は憧れのライブハウスだったこの場所で、21年目もステージに立てる喜びを、
ひしひしと噛みしめたかのような時間でしたね。

 

10分ほどの休憩を挟んで、後半はギター弾き語りの拝郷メイコさんのステージです。 

 ♪ ホシノモト
 ♪ Garden
 ♪ 夢見る細胞
 ♪ はなむけ
 ♪ スタートライン ・・ 入日茜さんカバー
 ♪ rio
 ♪ 流れ星
 ♪ リッカ / 立夏

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入日さんとは好対照の歌声の拝郷さんは、少し丸く甘めの力強さ。
メッセージ性に富むその詞は、切なくも優しい明るさで聴く者の背中を後押ししますね。
今回は5月を描かれた作品を2曲歌われましたが、そのうちの「夢見る細胞」は
初めて耳にしましたが、これからという季節が思いに重なる。
入日さんをカバーされた「スタートライン」は、ピアノとは一味違う優しい音色ながらも、
心根を吐露し前に進んで行く力強さに溢れますね。
拝郷さん曰く、「 rio 」は「スタートライン」に相通じるものが有ると。
臆病なライオンの描写は、秘めた可能性への布石なのでしょう。
終盤の「流れ星」は、いつもながらじんわりと沁み入って来ましたよ。
最後は、5月を描かれたもう一つの作品「リッカ」です。
結構以前から聴かせてもらっているのですが、音源化は未だされていない名曲で、
お客さんとも chorus を重ねてステージを締めてくれました。
バラードが多めで包み込む様な味わいでしたが、ライフソングの中に表現された
多彩な人生模様に、今回も聴き入らせてもらいましたね。

最後はお二人のコラボを聴かせてくれましたが、その前に誕生日を迎えられたばかりの
拝郷さんに、入日さんからバースデーケーキのサプライズが有り歓喜のビックリ。
おめでとうございます!

 ♪ 時には昔の話を (加藤登紀子さんカバー / 紅の豚エンディング)
    ・・ Gt. & Vo. 拝郷さん・Pf. & Vo. 入日さん

リードはギターの拝郷さんから、やや登紀子さん似の歌声の入日さんへ。
お互いに語り掛けるような雰囲気で、最後は声を重ねて歌い上げ、
30th anniversary 青山夜話は終演となりました。

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それぞれ50分たっぷりのステージは、ピアノとギターのスタイルの違いは有れど
ツーマンライブも何度も重ねて来られたお二人らしく、互いの思い出も語りながら
オリジナルをカバーし合ったりコラボも聴かせてくれるなど、味わい深く
素晴らしい時間でしたね。
どちらかと言えば、物語の中の主人公の孤独を歌う入日さん。
現実の世界にしっかり足を踏んで生きる、そんな主人公の孤独を歌う拝郷さん。
表現は違えど、同じ根っ子を感じさせるお二人の共演は心に響く。
次に聴ける機会を楽しみにしています。
 

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