きゃずさん企画「ねこと陽だまり」に、今年のライブハウス歌い初めになる、
きしのりこさんが出演されたのでおじゃまして来ました。
初めましての松山テルオさんと、きゃずさん企画&幡ヶ谷初出演になる
鈴木あいさんとの、スリーマンライブです。
きゃずさんが開催の挨拶をされて、ライブはスタートしました。
Live act.
◇ 松山テルオさん (ギター弾き語り)
初めてお聴ききした方で、ユニット・メガネガリノッポスとしても活動されています。
♪ 週末 ♪ 夏の魔物 ♪ 猫と縁側 ♪ 泡 など6曲。
優しい歌声に、情景を淡々と紡ぐような穏やかな作品が持ち味で、
まさに陽だまりの様な心地好い雰囲気の方でしたね。
◇ 鈴木あいさん (ピアノ弾き語り)
サポートでは、22年7月のきしのりこワンマンでお会いしていますが、
ソロ出演での歌声は20年12月の北参道以来になりました。
♪ 雪色ワルツ ♪ Let's sing a song (気仙沼 ver.)
♪ bye-bye myself ♪ 明日へ など5曲。
ジャジーなアレンジのオケを併用したアップナンバーから、寄り添うエールソングまで、
優しい歌声なのにパワフルで、多彩に魅せ聴かせてくれましたね。
きしのりこさんは、トップバッターでピアノへ。
歌い初めが節分当日となり、この時期ならではの、あの曲も歌われましたよ。
♪ ポケット
♪ ねこ
♪ 夢とほんと
♪ 鬼の奥
♪ 強くなりたい
♪ 今
冬の陽だまりを感じさせる、暖かく軽快なラブソング「ポケット」からスタート。
歌い初め&旧暦の年越し節分の日なので、お客さんとおめでとうの挨拶を交わされてから、
企画タイトルにちなんだ作品「ねこ」へ。
人気のラブソングで、まさに " ねこと陽だまり " そのものの暖かさですね。
MCを挟まずに「夢とほんと」へと紡いで行きますが、久しぶりに歌われたこの作品も
二人の暖かな陽だまり空間を感じさせます。
後半に入り、長年この時期には必ず歌われて来た「鬼の奥」へ。
赤鬼・青鬼の立場から人間に感情を訴える、のりちゃんには珍しいブルースなのですが、
終盤には明るく変調したりグリッサンドで締めたり、曲構成としても興味深いのですよ。
そして、2017年の内幸町ホールが甦る「強くなりたい」が、久しぶりに歌われました。
" きしのりこ劇場 " の締めを飾った、静かな強い情念で決意を綴った1曲。
今年11月22日の PLEASURE PLEASURE ワンマンの告知もされましたが、
それに向けてこの曲が歌われる機会も、増えて来そうですね。
最後は、過去と現在・そしてこれからの未来を歌う「今」を歌い上げ、
ステージをしっかり締めてくれました。
前半は明るく弾む「ポケット」から始まり、まるで陽だまりの様にホッコリさせ、
後半は 1122 PLEASURE PLESURE への静かに燃える意気込みを感じさせるセットリスト。
節分の時期ならではの「鬼の奥」も聴けましたし、久しぶりの「夢とほんと」や
内幸町ホールで印象強かった「強くなりたい」も聴けたりと、懐かしさも感じつつ
多様性や秋への決意をあらためて感じさせてくれた、素敵な時間になりましたね。
次回は2月後半に、銀座で楽しませていただきます。
イベントの最後には、あいさんの提案でコラボも有り楽しませてくれましたよ。
♪ 空も飛べるはず (スピッツカバー) ・・ Pf. あいさん・ Gt. 松山さん
お客さんの claps も得ながら、あいさんから のりちゃんへ、
そして松山さんへとリードをリレーし、三人で声を合わせた穏やかな時間が流れて行く。
松山さんの声も優しいですから、イベントタイトル通り陽だまりの様なコラボでしたね。
最後には、主催のきゃずさんと共に集合写真の時間も設けてくれて
「ねこと陽だまり」は終演となりました。
三人それぞれの個性的でホッコリした陽だまり感が、心地好く素敵でしたよ。
穏やかさに包まれながらも力強い時間をありがとう。
皆さんと次にお会いできる機会を、楽しみにしております。