01/26 宿河原 POTOS オルタードワンマンライブ | 溝ノ口の山オヤジのブログ

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ジャズユニット・オルタード (有坂ともよさん&高田慶二さん) の
アットホームなワンマンライブ「 It's only a papermoon 」が、
地元の南武線沿線で開催されましたので、現地におじゃまして来ました。
今年は、ともちゃんの誕生日から1週間ほど遅く、週末の平日開催です。

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Live act.
 ◇ 有坂ともよさん / Vo. & Pf.
 ◇ 高田慶ニさん / Gt.
 ◇ 山本直樹さん / Per. ( from 渋さ知らズ)
 ◇ 諸戸勝也さん / Pf.

ワンマンでは毎回お馴染みのパーカッショニスト、山本直樹さんが今回もサポート。
そして昨年に続き今年も、ジャズピアニストの諸戸勝也さんが駆け付けてくれましたよ。

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開演までは1時間有りますので、いつもの様に軽食とドリンクでゆったり過ごす。
定刻には場内はほぼ埋まり、フードの提供などを10分ほど待って、
高田さんからの来場御礼挨拶と Inst. 演奏からライブは開幕しました。


ワンマンは2部構成で、まずは 1st stage からです。
 ※ 1曲目はトリオ編成 (高田さん・山本さん・諸戸さん)
 ※ 2曲目以降は全曲カルテット編成

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 ♪ Blues Mode ・・ Inst.  (高田さんオリジナル)


 ♪ But Not For Me
 ♪ One Note Samba
 ♪ All the Things You Are


 ♪ 見上げてごらん夜の星を (坂本九さん楽曲)
 ♪ ルパン三世のテーマ (大野雄二さん作曲) ・・ double swing arr.
 ♪ Byebye Black Bird

 

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今回は、ジャズピアニストの諸戸勝也さんもほぼ全編に加わり、
ジャズメンだけの Inst. 演奏「 Blues Mode 」から、場内を惹き込んで行く。
20年ほど前の高田さんのオリジナル作品との事でしたが、
ジャジーでアッパーな疾走感に満ち、とても素敵なトリオ演奏でしたよ。
2曲目からはともちゃんが入り、まずはお客さんと乾杯を交わし来場御礼の後、
いよいよオルタードしてのステージが始まります。
「 But Not For Me 」から「 One Note Samba 」へと、定番のスタンダートが
届けられますが、ギター・ピアノ・パーカッションのそれぞれのソロパートも
聴いていて楽しいですね。
続いての「 All the Things You Are 」はオリジナルリズムとの事でしたが、
ピアノのみをバックに歌い始め、やがで4人でスウィングして行く
初めて聴けた作品でした。

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オルタードのライブでは、日本の曲や有坂ともよオリジナルも歌われますが、
前半はここで著名な2曲へ。
地元川崎生まれの坂本九さんの名曲「見上げてごらん夜の星を」は、
正月早々の震災も有りましたので、2024年への祈りも込めて歌われました。
坂本九さんの曲では、ジャズアレンジの「上を向いて歩こう」も有りますので、
いつかの機会にまた聴かせてもらいたいです。
もう1曲は有名なアニメから、ジャズピアニストでも有る大野雄二さんの作品
「ルパン三世のテーマ」を、お客さんの claps と共に

よりアッパーなダブルスウィングで聴かせてくれましたよ。
1st stage の最後は、オルタードでは定番の「 Byebye Black Bird 」を歌い上げ、
15分ほどのオーダー休憩へ。

2nd stage は、ともちゃんと高田さんの二人だけでしっとりスタート。
 ※ 1曲目はデュオ編成 (有坂さん・高田さん)
 ※ 2曲目・3曲目はトリオ編成 (有坂さん・高田さん・山本さん)
 ※ 5曲目はトリオ編成 (高田さん・山本さん・諸戸さん)
   その他は全曲カルテット編成

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 ♪ Blue Moon
 ♪ SAKANA ・・ Inst.  (有坂ともよさんオリジナル)
 ♪ 拝啓神様 (有坂ともよさんオリジナル)
 ♪ しゃぶしゃぶ (有坂ともよさんオリジナル)
 ♪ Xanthous ・・ Inst. (諸戸さんオリジナル)

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 ♪ Summer Time ・・ double swing arr.
 ♪ Love for Sale
 ♪ Star Dust
 ♪ It's Only a Paper Moon

アンコール

 ♪ How High the Moon

 

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後半は、多彩な編成で聴かせてくれましたよ。
まずはデュオでスタンダード曲の「 Blue Moon 」をしっとりと歌い、
結成の切っ掛けや長続きの秘訣など、楽しく聴かせてもらいました。
2曲目からは、ともちゃんのオリジナル作品が3曲続きます。
パーカッションの山本さんが入り、トラウマがテーマの「SAKANA」へ。
変拍子のこの作品は歌曲なのですが、まだ歌はライブでは披露されていなくて、
今回もともちゃんはピアノで、ジャジーな音色を奏でましたよ。
野菜嫌い克服秘話の「しゃぶしゃぶ」は、今回はピアノに諸戸さんが入られ、
初のオケ無し完全生音演奏でスウィングされました。
オケのホーン隊は無いですが、しっかりピアノが入った編成は素晴らしかったです。
3曲を終え一旦ともちゃんが下がり、再びジャズメンだけの Inst. 演奏「 Xanthous 」が
披露されますが、この曲はジャズピアニスト諸戸勝也さんのオリジナル作品。
ジャジーで厚みがあり、弾むピアノとパーカッションが心地好く響いて来ましたね。

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ともちゃんが戻り、終盤は今回レコ発になった四季のアルバム
 " It's Only a Paper Moon " から、4人で紡いで行きます。
「 Summer Time 」はアルバムバージョンとは異なり、
この4人ならではのアップテンポなダブルスウィングアレンジで披露。
秋の曲で " 愛を売る " 「 Love for Sale 」は、デュエットで歌われることも有るようで、
オルタードでは初披露でしたよ。
日本でもカバーされた方が多い、誰もが知る「Star Dust」は、ムーディーな名曲バラード。
本部最後はアルバムタイトルの「 It's Only a Paper Moon 」を、
お客さんの claps と共に軽快に歌い上げ、アンコールへ。
締めは、諸戸さんが熱心にリハされていたという「 How High the Moon 」です。
疾走感の有る曲なので、ピアノとカホンが入るととても映えますね。
アットホームに2時間弱に及んだワンマンライブは、笑顔いっぱいで終演になりました。

 

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ライブ全体を通して17曲聴けましたが、ジャズメンだけの2曲を含め、
デュオ・トリオ・カルテットと多彩な編成で聴かせてくれましたし、

今回は「ルパン三世」など初めて聴かせてもらったレパートリーも多く、

ともちゃんオリジナルの「拝啓神様」も聴けたり、ワンマンならではの楽しさでしたよ。
昨年はゲストとして、8曲参加してくれたジャズピアニストの諸戸勝也さんは、
今回はほぼ全編に渡りタップリ14曲に参加してくれましたので、全体的に実に華やかに変化。
ともちゃんが自由に歌わせてもらえたと語った「 All the Things You Are 」や、
オリジナル曲の「 Xanthous 」や、初めて生バンドが実現した「しゃぶしゃぶ」など、

聴き処もタップリでしたね。
山本さんのパーカッションは疾走感と華やかさが満載でしたし、
高田さんのジャズメンとしてのオリジナル曲も聴け、ダブルスウィングアレンジも楽しかった。
魅せ聴かせ処も多かった、楽しい時間をありがとう。
ワンマンは夏にもされる予定でしょうか、次に皆さんを聴ける日を楽しみに待っています。

 

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