~小川徹 40th Birthday Solo Special Live~『 Espressivo Piano Night Vol.10 』
夜公演は、小川徹さんの音楽を長く支えて来られた、
お馴染みのメンバーによる、豪華バンド編成です。
Live act.
◇ 小川徹さん ( Pf. & Vo. )
◇ 杉山つよしさん ( E-Gt. & A-Gt. )
◇ 西島健司さん (5弦 Ba. )
◇ 中島道博さん ( Drs. )
◇ Tomie さん・ Dyeru さん・一條絵美さん ( Cho. )
そしてスペシャルゲストは、
◇ 聞間拓さん (ギター弾き語り)
「ききまたく」としては、昨年3月の銀座ヤマハ以来。
拓さんとしてお会いするのは、昨年末の渋谷以来になります。
定刻になり、全バンドメンバーがステージへ。
コーラスが空間に響き渡り、夜の部が始まりました。
♪ Precious World
♪ 風音
♪ Midnight Flow
♪ Moreton Island ( Inst. ) ・・ with A-Gt.
♪ 四次元トリップ ( Inst. )
♪ 太陽は嘆いて、月は笑っていた
♪ アンダルシアの夏 ・・ with A-Gt.
♪ スーパーサラリーマン ・・ with A-Gt.
♪ 頑張れB型! ・・ with 聞間拓さん/ききまたく
♪ 追い風 ・・ with 聞間拓さん/ききまたく
♪ If you clap your hands
♪ No Carbo No Life
♪ ever ・・ with A-Gt.
アンコール
♪ 愛の形 (新曲)
2時間あまりに渡る夜の部は、コーラス隊の素敵な歌声から始まる「 Precious World 」からスタート。
ピアノが跳ね、バンドならではの疾走感の「風音」から、
昼間のツイン鍵盤とは大きく趣が変わる「 Midnight Flow 」へと綴り、
一息入れる様に、徹さんから来場御礼の挨拶とメンバー紹介が有りました。
一旦コーラス隊が下がり、2曲ほどバンドだけの演奏が届けられます。
語りから演奏へと移って行く「 Moreton Island 」は、風景が見えるようなメロディーラインですね。
続いての「四次元トリップ」は、ベースとドラムスの重低音に包まれ、ギターも唸る。
徹さんの2タイプのピアノが聴けましたよ。
再びコーラス隊が戻り、ブルージーな「太陽は嘆いて、月は笑っていた」から、
アコースティックギターがスペインの雰囲気を醸し出す「アンダルシアの夏」へ。
手拍子がなかなか複雑なパターンの「スーパーサラリーマン」で会場を暖めたら、
いよいよあのゲストの方の登場です!
登場シーンから大人気で、場内を沸かせますね。
" JZ Brat に一番似合わない男 " と、徹さんに紹介された聞間拓さん。
昨年末の箱フェスで同じステージには立ちましたが、
丸2曲をガッツリと音と歌声を重ねるのは、昨年の3月以来です。
コーラス隊が要らないくらい会場を巻き込まだ「頑張れB型!」では、
例の如く迸る汗を飛び散らせ、最前列のお客さんは必死に避ける懐かしい光景が展開する (^O^)
徹さんへの、粋なハッピーバースデーサプライズを挟んで、「追い風」へと歌声は続く。
この曲の制作経緯や、解散に至る思いなども徹さんから語られましたが、
2曲だけで会場をこれだけヒートアップさせ、汗溜まりを残して去って行く拓さんのオーラは、
変わらずに凄まじいものでした。
嵐が去って、再び7人のステージへ。
佐潟武さんと組んでおられた " しましまーず " のナンバーから「 If you clap your hands 」を届け、
昼間は furani さんとのツイン鍵盤で会場を沸かせたあのナンバーへと突入する。
夜の「 No carbo No Life 」では、振り付けも交えたコーラス隊が圧巻でしたよ!
本編最後は「 ever 」で、周りの皆さんに存分に、素直なありがとうを届けます。
アコースティックギターだけに乗せて歌い出し、やがてコーラスが加わりフルバントへと展開して行く。
そしてアンコールへ。
昼の部でも話されましたが、既に結婚されていた事や子供さんが産まれた事をあらためて報告。
アンコールの新曲「愛の形」は、そんな家族への思いも詰まったナンバーでしたね。
夜の部は、バンドならではの厚みと雰囲気に包まれ、各パートの音色にも浸りつつ、
「ききまたく」としての熱いステージも、懐かしく感じられた楽しい時間でしたね。
そんな聞間拓さんは、26日に中野サンプラザでの大きなステージを控えています。
今回の様に昼夜を通して聴いてみますと、「 Midnight Flow 」と「 No Carbo No Life 」では、
ツイン鍵盤とバンドでの表現を、明確なコントラストで魅せて聴かせてくれました。
どちらのバージョンも秀逸でしたね。
昼夜で重なったのはアレンジの違うこの2曲だけで、アコースティックとバンドのそれぞれの良さで
たっぷりコラボもしてくれて、徹さんの色々な思いも感じながら27曲を聴けた、実に素敵な一日でした。
お疲れ様でした、たっぷりビールを飲んで下さいね!