●ジョセフ・ゴードン=レヴィット 出演映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

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まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

ジョセフ・ゴードン=レヴィット 出演映画 ベスト10

 

飄々とした雰囲気で仕事を楽しんでいるように見えますが、

実は子役から活躍し、キャリアも結構長い俳優さんです。

 

1 (500)日のサマー

男にとって女心は永遠の謎ですなぁ、というキュートな恋愛映画。男性(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)目線で描かれているので、男からすると、とっても共感しやすい作品でした。こういう女性についつい振り回されてしまうのですよね。釘を刺されていても、やっぱり期待してしまいますし、一緒にいれば楽しいし。振り回されて疲れて距離を置くとまた恋しくなり会ってしまう。会ってしまっていい時間を過ごしてしまうと、またも期待してしまう。それだけに思わぬ結末を迎えたときの落胆振りはまた大きくなるわけで。彼女の方も、けっして振り回そうとしてやっているわけではないのですし、正直に行動しているだけなのでしょうが、それが罪になってしまうのですよね。この映画、見せ方もいろいろ工夫されていて、時間軸を行ったり来たりしてみたり、期待と現実の映像をふたつ横に並べて見せたりと、ひきつけ方もなかなか巧み。最後はキッチリとオチもついて、なかなかしゃれの効いた素敵なラブストーリー、私は好きです。

 

 

2 ザ・ウォーク

高所恐怖症にはなんともたまらない映画です。ビルの屋上や高層ビルを渡すワイヤーの上の映像はたっぷり時間をとっており、CGを使っている、綱渡りは成功したと知っていても、ドキドキしてきて、まともに見てられないことも。このとんでもない計画への協力者集めから、来たるべき実施に向けて少しずつワクワクを煽りながらクライマックスにもっていく展開もそつがなく、最後まで飽きることなく、引きつけられっぱなしでした。綱渡りに挑む主人公をジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じています。

 

 

3 5050 フィフティ・フィフティ

病気を受け入れて闘わないといけないと平静を装う一方、死というものが具体的に見えてきた中で苦しみなやむ心、そのはざまで揺れる青年をジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演しています。しかも闘病ものにありがちな、強がるだけ、或いは落ち込むだけというのではなく、そんな中でも浮気した元恋人に対するプライドもあれば、母親の接し方への戸惑い、或いは好意を抱き始めた女性に対し思わず表情をゆるませたりと、普通の青年の姿がきちんと見て取れる演出のさりげなさにも好感が持てます。そのあたりの見せ方は他の同テーマの作品とは一線を画していたように思いました。あとはアナ・ケンドリックがいいですね。こんな純粋なセラピストだったら、アダムらならずとも惹かれてしまいますよ。

 

 

4 ホーリー・ウェディング

強盗をきっかけに、子供と結婚することになった女性が、次第に温かい心を取り戻して行く様子が、随所に笑い所を散りばめながら、ハートフルに描かれています。まあ、現実にはありえない展開なのでしょうけれども、押しつけがましくないので、気軽に観るにはいいと思います。パトリシア・アークエット演じる主人公の相手役となる子供がジョセフ・ゴードン=レヴィットです。

ホーリーウェディング 

 

5 スノーデン

オリヴァー・ストーンらしく今回も社会的なテーマに斬り込んだ作品を作りました。それもわりと近い過去、現在もその影響が続いている出来事にメスを当てたという意味で、思いは強いものがあったのでしょう。いわゆるスノーデン事件ですが、ごく普通の青年が国家のとんでもない実態を掌握した時に、自らの危険や安定を省みず、国民全体にその実態を知らせるために立ち上がって勇気にスポットライトを当てました。一方でその彼が未だに国に帰れない事実も示し、そのことで彼に対して米国はどうするべきかという課題を投げかけているようでもあります。普通の生活を捨ててまで正義感を持って内部告発したスノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じています)ですが、国が監視の体制を認め改善した今でも、犯罪者として扱われ続ける矛盾。作品的には主人公がわりとポーカーフェイスで淡々としているので、いまひとつ深刻な感じが伝わりにくかったのは、いつも熱いストーン監督にしては、大人しかったかなとは思いました。

 

 

6 恋のからさわぎ

日本未公開映画でしたが、気軽に楽しめる軽快な学園ラブ・コメになっています。個性的な面々がそれぞれ下心や思惑を持って近づく中で、次第に本当の愛情に変わっていくというよくあるパターンですが、ラブコメはその王道が良いのです。最後は3組のカップルが成立しハッピーエンド。悪役を一手に引き受けたジョーイ君だけ残念な結果ということで、分かりやすくて良かったです。転校生の男子生徒役でジョセフ・ゴードン=レヴィットは出演。

 

 

7 セントアンナの奇跡

戦争映画に少年や女性を登場させると、過酷な状況の中での人間らしさのようなものが表現できたりして、優しい気持ちになれたりしますから、この映画についてもそのあたりを狙っているのでしょう。強烈に或いはちょっと斜に構えて、反戦というテーマを前面に打ち出してくる近年の戦争映画が多い中では、その裏の人間ドラマの方に重きを置いたような作品になっていますね。とはいってもかなり壮絶なシーンはあるわけですし、たとえ戦中という異常な状況ではあろうとも、その中で行われたことに対して、かなりの時間が経過した後でもこのような復讐劇を産んでしまうというところには、やはり戦争の重さを感じずに入られませんでした。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは記者を演じています。

 セントアンナの奇跡

 

8 リンカーン

よく言えば正攻法、悪く言えば面白味のない伝記映画。米国にとっては、今の自由主義国家の根幹部分を作った「超」重要人物であることからすると、当然こういう描き方になるのは仕方ないところではありますが、リンカーンという人物への思い入れがさほどではない日本人からすると、「ふーん、そうなんだ」で終わってしまうような描写に終始しています。確かにダニエル・デイ=ルイスのなり切りぶりは見事ですが、そこばかりが前面に立ってしまっている印象で、私にはダニエル・デイ=ルイスが頑張って演技しているなぁというように見えて仕方ありませんでした。ストーリー的にも想定内の展開で、上映時間の割には心を動かされることも少なく、無難に他難い作品で終わってしまいました。リンカーンの長男役でジョセフ・ゴードン=レヴィットは出演。

 

 

9 インセプション

昔から映画が作り続けられ、なかなか新しいアイディアをひねり出すというのも難しいもの。しかしこの作品で、そのあたりに果敢に挑戦する意気というものを十分に感じることができた力作ですね。ただかなり理屈っぽくなってしまったので、スピード感を持って展開していく中では、なかなかついていくのが大変です。置いてきぼりを食らわないようについていくのに必死でした。ただそれでもぐいぐいと引き込んでくる力はさすがのもので、終盤に行くに従って観ている側の集中度もどんどんと高められていきました。作品的には万人が賞賛するようなタイプのものではなく、ちょっと微妙。おそらく好きな人はものすごく好きなタイプの映画だとは思うのですが、私にとっては手放しで「面白かった」「良かった」といえるところまでには至らなかったです。メインキャストの一人アーサー役でジョセフ・ゴードン=レヴィットは出演。

 

 

10 プレミアム・ラッシュ

中国人女性から渡された一通の封筒から始まるサスペンスです。ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じる自転車メッセンジャーとマイケル・シャノン演じる敵役との攻防は、軽快で爽快なスピード感あるサスペンスとなっています。