●タイトルに“アメリカ(ン)”のつく映画 ベスト10 | 映画いろいろベスト10 + 似顔絵

映画いろいろベスト10 + 似顔絵

まったくの独断で選んだ映画10作品。
ペイントでの似顔絵もやっています。

タイトルに“アメリカ()”のつく映画 ベスト10

 

1 アメリカン・ビューティー

アカデミー作品賞を獲得した作品は、1999年当時の米国の家族が抱える問題を描き出しています。二つの家族がそれぞれバラバラになっていく中で、闇の部分が次第に露わになり、崩壊していく様をシニカルな口調で語りかけてきます。良く練られた脚本と絶妙のキャスティングで、日常の中に起こった悲劇までを映し出しながら、娯楽作としても成立させているところがすごいところ。

アメリカンビューティー 

 

2 アメリカン・ギャングスター

リドリー・スコット+ラッセル・クロウ+デンゼル・ワシントンで面白くないわけがありません。犯罪者と刑事、黒人と白人、悪と正義、大家族と孤立、二人のコントラストによる緊張感で次第にドラマに引き込まれ、そのまま最後まで緊張感が持続されたままのあっという間の2時間30分でした。互いが存在しない場面でさえも互いを感じ取る圧倒的且つ拮抗した存在感により、重厚な雰囲気を作品自体にもたらすことにも成功したように思います。

 アメリカンギャングスター

 

3 アメリカン・スナイパー

起承転結がきちんとあるものではなく、戦地と家庭を行き来するだけの繰り返しなのですが、その都度少しずつ心を病んでいく様子と、家族との関係性の推移を繊細に描いていて、きめ細かい演出が光ります。そしてその演出に応えるかのように、今までの優男風のイメージを一新して肉体改造までした挑んだブラッドリー・クーパーの意気込みがまた天晴れ。戦地から帰って心や体に傷を負ってその後を生きていく兵士たちの姿を通して、つまりは何人死んだ何人負傷したという数字の影に隠れて見えない部分をクローズアップすることで、戦争というものの非情さをまた違う角度から伝えようとする思いが充分に伝わる作品でした。

アメリカンスナイパー 

 

4 アメリカン・プレジデント

前半の展開はドラマティック。大統領が政治家と、一人の男としての間で揺れながら、最終的に正しい選択をしていく様は、見ていて心地よいです。マイケル・ダグラスが品のある演技、一方でアネット・ベニングもチャーミングにロマンスの相手役を演じていました。

アメリカンプレジデント 

 

5 アメリカ上陸作戦

東西対立の時代に、一風変わった形での平和賛歌映画です。中盤までは、ロシア人が上陸してきたのかしないのか、信じる信じないで振り回される島民たちの騒動が滑稽に描かれ、終盤からは国と国との対立の中、若い男女に芽生えた恋心や、一人の少年を協力して助ける様子を通して、人間対人間として捉えて、馬鹿馬鹿しい争いなどやめようというメッセージが込められていました。

 

 

6 アメリカン・サマー・ストーリー

下ネタオンパレードもここまでそれ一本に徹底すれば、あまりの馬鹿馬鹿しさに爆笑シーンも連発。特に男どものキャラクターがたっていて、役割分担がきちんと出来ているのがいいです。ジムの父親役の相変わらずのとぼけた物分りの良さがまた、子供ばかりの出演者の中でアクセントになっていてこれまたいいです。トロンボーンを障害児と間違えられて吹くシーンやレズのカップルに遊ばれるシーンなど、品はないが腹をかかえるほど可笑しい場面も満載で最後まで楽しませてくれます。そして最後は青春ものらしく純愛で締めくくり。

 

 

7 アメリカン・パイ

6の前作にあたる作品で、これまたアホエロ映画。とにかくあきれるほどおバカっぷりなのですが、最後はめでたく童貞を捨てることに成功。インターネットでの中継はあまりにも馬鹿馬鹿しいですが、純愛もきちんと入れこんでいて、結局は楽しんでしまいました。

アメリカンパイ 

 

8 アメリカン・グラフィティ

青春映画の定番の映画なのですが、せわしくなく過ぎていく一晩の出来事に、4人を中心とする関係を把握するだけでせいいっぱいなところはあります。背景にある友情の成立ちや経過に対する説明がないので、ドラマ性を求めると辛いところはあるかもしれません。むしろ雰囲気を味わうための映画なのでしょうね。それでも卒業して解放感と、これから迎える新たな生活への期待と不安の狭間で、間もなく迎える別れまでの時間を刹那に楽しむ若者たちに対し、どこか感傷的な気分にさせてしまう力はさすがジョージ・ルーカス。

アメリカングラフィティ 

 

9 アメリカン・ヒストリーX

エドワード・ノートンの肉体ムキムキのマッチョぶりはさすがといいますか、ここまで作り込むかといいますか。刑務所前後の人格をまったく別人のように演じているところがとにかく圧巻です。作品のテーマは人種差別を重く扱っており、やりきれない結末も辛くなります。

 アメリカンヒストリーX

 

10 アメリカを売った男

登場人物たち、とくにライアン・フィリップ演じるFBI訓練捜査官の心の揺れが手に取るように伝わり、心理サスペンスとして面白く観ることができました。クリス・クーパー演じる上司の下で働くように命じられた彼は、実はその上司の長年にわたる国家への裏切り行為の証拠を引き出す任務を裏で与えられるわけです。こそこそと上司の身辺を探る中、ばれるばれない、信じる信じない、上司との心理的な駆け引きの様子がピリピリとした緊張感を持って伝わってきます。さらにはそのことが原因で妻との関係も悪くなったりと、ギリギリの状況の中でも平静を装わなければならない捜査官の卵の役を、フィリップが好演していたと思います。

 アメリカを売った男

 

11 アメリカン・ハッスル

12 アメリカン・ジゴロ

13 巴里のアメリカ

14 アメリカン・バーニング

15 アメリカの贈りもの

16 アメリカン・スブレンダー

17 アメリカン・アニマルズ

18 アメリカン・ドリーマー 理想の代償

19 アメリカン・スリープオーバー

20 アメリカ アメリカ