劇団ひとり 出演映画 ベスト10
芸人さんでも俳優業をこなす方はたくさんいますが
この人もその一人。
しかも原作、監督という立場でも映画に関わることも。
今回は“俳優”劇団ひとり氏にスポットを当てます。
1 八日目の蝉
血の繋がりがあっても母親らしいことを何もしてあげられない女、自分の産んだ子供でなくてもそれ以上に深い愛情を全力で注いだ女、そしてそんな二人の母親の想いを売れながらいざ自分が母親として何をしてあげられるのか分からない女。親子の繋がりとはいったい何なのだろうか、そんなことを改めて考えさせられる作品でした。劇団ひとりは不倫相手の男役。
2 バブルへＧＯ！！ タイムマシンはドラム式
バブル期というものを懐かしく、すでに歴史の一コマとして笑って振り返られる楽しいタイムスリップコメディです。ディスコ、ワンレン、ホディコン、ポケベル、「ファジー」、アッシー、鉄骨娘、ティファニーのオープンハート、プリプリ、リンドバーグ等々から、携帯電話のない時代の待ち合わせ、自動でない駅の改札、豪華な船上パーティなど…。劇団ひとりはサラ金の取立屋を演じています。
3 麒麟の翼～劇場版・新参者～
最初から最後まで全く飽きることもありませんでした。それでいて原作は東野圭吾らしく、現代的な孤独の中にある人と人の絆も事件の謎解きと交差するように盛り込まれ、ドラマとしてもきちんと鑑賞できるものにもなっています。キャストもチョイ役まで含めてになかなかの豪華メンバー。劇団ひとりは水泳部顧問役。
4 ゴールデンスランバー
わけもなく犯人に仕立て上げられて追いかけられる不条理こそが、この作品の生命線。主人公がどう冤罪を晴らすかでなく、どう逃げ切るか、それだけに絞った展開によって、スピード感と緊張感にあふれた作品になりました。逃げる主人公の友人役で劇団ひとりは出演。
5 イキガミ
24時間後の死を突きつけられた3人の青年を中心にしたエピソードをまとめあげたこの作品、観終わっての第一印象としては、その3つのエピソードに心を動かされる感動の映画、そして「生きること」の意味を切々と問うたヒューマンドラマ、といいたいところなのですが、実際はそんな単純な問題ではないのですよね。劇団ひとりは松田翔太演じる主人公の同期の公務員役。
6 蛇のひと
上司の失踪というミステリアスなところから始まるドラマは、やがて失踪した課長の謎の人格と背景がクローズアップされていくという展開。西島秀俊がミステリアスで正体不明の男を実にそれらしく演じています。その隣人役が劇団ひとり。
7 どろろ
続編がとん挫してしまった作品。そこそこの出来栄えだっただけに、続きを意識したエンディングのまま終わってしまったのは残念。原作を変えて若い女性に設定したこのキャラクターをうまく消化し、生き生きした独自な雰囲気を作り上げていることには感心しました。ひとり氏はチンピラ役。
8 嫌われ松子の一生
楽しいし、色使いも綺麗ですし、キャストも豪華、娯楽作として充分楽しめる作品には仕上がっています。波乱万丈の人生を送る主人公を中谷美紀が熱演。彼女を通り過ぎる男どもの一人が劇団ひとり。
9 青天の霹靂
ひとり氏が監督もこなした作品。タイムスリップという技巧を使用したわりには、小細工を使用せず、正統派の人情ファンタジーとして無難にまとめたという印象です。構図はわりとシンプル、テーマはもっとシンプル。俳優としては主人公の父親を演じています。
10 ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ
テレビからの企画ものの映画の2作目。突然近藤芳正氏にキスしたのにはびっくり。
