修正教育の可能性 | 恵翠(けいすい)書道教室

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幼少期に厳しくされ過ぎると「厳しさへの恐怖心」というトラウマができてしまい、そのことで頑張れない子になってしまう。そういう例をこれまでにいくつか体験してきました。

ビリからトップという体験を何度も味わってきた私にとって、始め踏ん張れない子がどうも理解できませんでした。しかし、シュタイナーの教育理論を学ぶことで少し理解できるようになってきました。

7歳までに英才教育をやることはもちろん上手くいく例もあるのですが、失敗するリスクの方が大きい訳で、子どもが頑張れなくなるにはそれなりの理由が存在しているということを知ったわけです。シュタイナーは次の重要な7年期に向けて、始めの7年期は、どちらかというと予防教育的なアプローチをしているようにも感じられます。

優れたピアニストや体操の選手などを育てるには、英才教育が重要となってくるわけですが、失敗すると子どもの人格に大きな傷を残すことになるわけです。

とはいえ私の塾では、幼児期から毎日長時間預かるような教育システムではありません。どちらかというと、幼児期の教育に失敗したお子さんが多く入って来ることになるわけです。そうなると、いわゆる修正教育ということになってきます。ロシアの諺に「子供を良く育てることは苦労が伴うが、悪くなってしまった子を育て直すよりははるかに楽である」とあるように、修正教育には大変な困難が伴います。

本来のシュタイナー教育には、悪い方向性に向かわせないための禁則や決まり事が多く存在しますが、当塾では予防よりも修正といった教育形態を取ることが多いので、積極的アプローチが必要となってくるわけです。シュタイナー教育を念頭に入れながら、それを応用して作り直すといった作業が必要となってくるわけです。

難しいから遣り甲斐があるのですが、デリケートな問題故に時間も掛かるわけで、効果が出る前に親御さんに打ち切られてしまうことも少なくありませんでした。しかも、近くに大きな学習塾ができたりすると、お弟子さんを根こそぎ奪われてしまい経営が困難になるようなことも体験しています。専門の営業マンを配する大きな塾の営業システムには、うちのような小さな塾では太刀打ちできません。公文書写も進出してきているので、かなり厳しくなりそうです。それはともかく、果たしてその子が、大きな塾に変えたからといって「厳しさへの恐怖心」が改善されるとは考えられませんが、私が良い結果を出していれば変えられなかったと思うと、自分の指導力の至らなさを責めるしかありません。

とはいえ、できないことを才能のせいにするような生ぬるい子には、「千枚書き」のような努力で才能は新たに身に付くことを体験させたいのです。私は、この「千・・・」という方法で、完全に自信を失って就職に至っていなかった精神薄弱者更生施設からの実習生14名全員を就職に導いた実績があります。



これは、最も単純な練習から始まります。単純でしかも簡単。でも量が半端でないので、始めは逃げ出したくなります。しかし、それが「できる」に変わっていった時、「もっと頑張りたい」という意欲へと変わっていき、大変な量をこなせたという実感が自信へと繋がっていくのです。

こういう体験をした子は、どんな困難に出会っても「きっとできる」で考えることができるでしょう。これこそが、私が子供たちに授けたいと願う「失うことのない財産」なのです。この指導法での失敗は今だ経験していません。ただ、最大2名までです。2名が終了したら次の2名という感じでやっていきます。

私の教育の原点はここにあります。しかし、これまで担当した子の中には、「厳しさへの恐怖心」を持っていた子もいました。そういう子は、始めは泣いてばかりでした。うっかりトイレに行かせると1時間も出てこないようなこともありました。しかし、施設から来ていることもあり現場から逃げられないところが良かったのだと思います。始めの頃とは別人に見える位、大きく成長していきました。

ところが、書道塾の場合においては、お休みが続くなどして逃げられてしまうと上手くいかなくなることも予測されます。来年の1月から、この「千枚書き」を行うことにしました。今、その方法について具体的に詰めているところです。



前にも書いたように、現行の書道教室ではどうもやっていけそうもなくなっているので、私としては、「修正教育」の専門家として、新聞や雑誌に記事を投稿する。無料セミナーを開催するなどして知名度を上げ、現行は女児が圧倒的に多いのですが、男児限定として、人数を減らす代わりに確実に結果を出せる教育を展開したいのです。書道コースもあるけれど他のコースもある、そうなると書道教室という看板ではなくなるのかもしれません。

とはいえ、自由に歩けない母は、子どもたちに書道を教えることで寝たきりにならずに済んでいるゆえ、今、母を外すわけには行けないし、病院で完全に寝たきりになっている父のこともあります。心の病に苦しんでいた妻に関しては、職場の頼れる先輩に面倒を見てもらえて安定してきたのは幸いですが、本当にここ2年、私にとっては地獄の日々で、かなり老けさせられました。学ぶことは多かったですが… ここ数週間では、左足の肉離れによる激痛、喉の激痛のため声の出なくなる現象、両腕の関節炎による激痛と、激痛続きで、あまりの疲労感のため、つまらないミスを連発し、さらにストレスが増しているといった感じです。

こんな感じなので、当塾で「修正教育」を看板に掲げるのは、まだまだ先になりそうですが、そこまで現行のまま書道教室で繋げられるかどうか… 営業力に優れる大手の塾に勝ち目が無く収入的にはどんどん厳しくなりますが、やれる限りにおいて教育データを蓄積し、心の悩みを抱える子供たちのために役立つ新しい教育法を形にするまでは何とか頑張りたいと思います。




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