シュタイナー教育入門講座 No.4 「むすんで ひらいて」
2014年8月2日(日) 紫波町情報交流館 オガール2F 小スタジオ
故・鳥山 敏子先生(東京賢治シュタイナー学校創立者)と板垣 寛氏(鳥山先生ゆかりの人物で、紫波町の名士で板垣農場の5代目)との対話より。
※メモを取らなかったので、正確な内容ではありませんが…
板垣氏:何でシュタイナー学校を建てようと思ったのですか?
鳥山先生;教育現場は常にその時の政治体制の影響を強く受けています。大戦前は、軍国主義的な影響。大戦後は、高度成長期とあいまって経団連の影響。だから、政治体制に振り回されない教育がこの国にはなくてはならないのです。世界にはいろいろな教育システムが存在しますが、ある教育システムは、幼児偏重のもの、ある教育システムは高校までと、人間の一生をサポートする教育となるとあるようでないのです。シュタイナー教育は一生涯の教育だったので、そこが決め手となりました。これからは、シュタイナー教育が世界の教育の中心になると信じています。
板垣氏:あなたは、宮沢賢治研究家として多くの映画を制作していますが、なぜ賢治に注目したのですか?
鳥山先生:私は宮沢賢治研究科ではありません。宮沢賢治そのものになりたかったのです。小学校に入る前に父から買ってもらった宮沢賢治の本に強く感動して、それ以後、賢治の作品が自分の中で一番優れたものとなっていきました。だから、賢治と同じように生き、賢治と同じように自然と対話ができて、教え子たちと心から語り合える。できることなら賢治と同じように37歳で死にたかったのですが、残念ながら70を過ぎても生きているわけです。賢治は、自然を愛し、未来を担う子供たちをとても大切に思っていました。こういった愛が奇跡を起こすのです。悪者を打倒すことで平和が来るのではありません。どんな厳しい時代が来ようとも、愛が不可能を可能に変えてくれるのです。シュタイナーと賢治の教えの接点はそこにあります。
次に、私個人の話となります。今年に入ってからの安倍総理の動きに対し、私はかなり批判的でした。しかし、悪者を打倒すことで平和が来るのではないとなると、私たち一人一人が愛に生きる人にならなくてはなりません。政治家が平和を担っているのではなく、私たち一人一人が平和を担っているのですから。私たちは、そのことに気付かなくてはならないのです。
とはいえ、私たち一人一人が、具体的に自分にできる平和活動をしなくては、悪い体制を良い方向へと導けるような奇跡は起こせません。相手を打ちのめすのではなく、世界中の人が愛し合えることを信じて行動に移さなくてはならないと思うのです。
今日は、午前中に、おばあちゃん先生の個展の件で、お店はお休みの日ですが打ち合わせがあってCafe Jazz開運橋のジョニーに行きました。おばあちゃん先生の若い頃の作品も素晴らしいことながら、長いこと眠っていた作品を見事に生き返らせるマスターの照井さんの展示センスに感動を覚えました。音楽プロデューサーでもある照井さんは、アーティストの良い面を感動的に引き立てる天才だと思いました。帰りには、おばあちゃん先生と照井さんとで記念写真を撮りました。その時の様子については、写真を交えて、後日記事でお知らせしたいと思います。
「佐藤文子の恵翠刻字展」(個展) Café Jazz開運橋のジョニーにて
8月1日(土)~30日(日)
お盆休みは、8月12日(水)~16日(日)です。
恵翠書院 盛岡教室
恵翠書院 滝沢教室
