当塾でシュタイナー教育の指導をお願いしている菊池澄子先生が、年内は都合がつけられずに来られないとのことなので、私がシュタイナー教育のオイリュトミーとフォルメンの授業を行うこととなりました。
せっかくなので、35分ほど掛かっていたものを15分で行う試みをしてみました。今度新しく入った3年生の男の子に対して行いました。
子どもが目的意識をもって取り組めるように、アファメーションの言葉を加えてやってみました。
まずはオイリュトミー。直線を歩くワークでは、歩く前に「まっすぐな線は、正直者の線」と3回唱えてから始めてもらいました。さらに、「まっすぐな線は、負けない心を持つ人の線」と3回唱えて続けてもらいました。
外側から内側に渦巻きに歩くワークでは、「渦巻きは、正しく考える人の線」と3回唱えてから、内側から外側に渦巻きに歩くワークでは、「渦巻きは、お友達を大切にする人の線」と3回唱えてから続けてもらいました。
フォルメンでは、画用紙にクレヨンで、上から下への直線を、左から右に6本書いてもらいました。その時も、「まっすぐな線は、正直者の線」と唱えてから、一本一本線を引いてもらいました。そして、色を変えて、その間に5本上から下へと直線を引いてもらいました。今度は、「まっすぐな線は、負けない心を持つ人の線」と唱えてから引いてもらいました。
外側から内側に渦巻きを描き、続けてその間に、内側から外側に渦巻きを描くフォルメンでも、「渦巻きは、正しく考える人の線」「渦巻きは、お友達を大切にする人の線」と唱えてから始めてもらいました。
私がお手本を書いてから、真似して書いてもらったのですが、何と私とほぼ同じにお手本通りに書いてくれたので驚いてしまいました。しかも、わずか15分でこのワークを終えることができました。
お習字に入ってから、このワークが生きたようで、全ての作品がお手本通りの素晴らしい作品に仕上がっていました。お母さんからは、おしゃべりで落ち着きのない子と聞いていたのですが、彼は無我夢中で作品に取り組み、無駄話は全くありませんでした。彼は、達成感が得られたのか、満面の笑顔で帰っていきました。
私が初めて行ったオイリュトミーとフォルメンは、とても良い感触を得ることができました。この時間で行えるのなら、お習字のお稽古を犠牲にすることはなく、しかも良い効果が得られるようです。15分~20分のワークが、一つの時間制限だと考えています。
シュタイナー教育とは、神秘学を基盤とした「人格教育」です。優れた人格を育成することこそが、その子の才能を最大限に引き出せるという考え方です。神秘学は、間違いが見つかれば訂正でき、新しく発見された概念があれば付け加えることの出来る「相対的知識」であり、神の言葉であるゆえ「絶対的知識」であると考える宗教とは大きく異なります。超科学と言うべきもので、科学でまだ見出されていない分野も扱っていますが、それゆえ未来的でもあり、イメージ力が養われる意味では芸術的でもあります。
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