自分の壁を乗り越える教育 | 恵翠(けいすい)書道教室

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私が描く良い教師とは、子どもたちが自分の壁を乗り越えるための、その子にふさわしい課題を常に与えられる教師であること。ということが、まずは最初に挙げられる。

当塾では、休み時間は、楽しい時間に設定しているが、レッスンにおいては、教師も本気、子どもたちも本気でぶつかり合うように心がけている。

自分に負けそうになり、そこで教師に檄を飛ばされ、悔し涙を流す子もあるが、こういう子は間違いなく伸びるのである。

しかし、親御さんがご家庭で行う躾までは塾ではできないということを痛感せざるを得ないのである。ご家庭での躾の不十分な子には、良い教育を展開しにくいのである。

あくまで親御さんのご家庭での躾がなされていることが前提にあって、親御さんにはできない、ご家庭ではできない教育を展開するという形を取るしかないのである。

それゆえ、ご家庭での躾ができていないお子さんに対しては、他のお子さんの迷惑になるので塾をやめていただくしかないのである。

とはいえ、ご家庭での躾というのは、そんな大袈裟なものではなく、また成功しているかどうかなどという結果論は一切問わず、「だめなものはダメ」ということを、しっかり教えていることができていれば十分なのである。その点、多くのご家庭では、十分にそれがなされており、われわれの基準に達した教育がなされていると感じている。

中にはあまり厳しく躾けてしまったので、子供が委縮してしまったというケースもあるが、それでもなされていないより、ずっと好条件と言えるのである。塾では、委縮を自信に変えるトレーニングが展開できるからである。

しかし、親の不良な生き方見て育った子は、「だめなものはダメ」と考えることができないばかりか、その子の壁を乗り越えさせようと指導を試みても、だだをこねて頑張らないのである。教師が本気でぶっかっても逆効果。激しい拒絶反応を受けてしまい、暴れたり、物を壊したり、自分勝手な行動をするのである。こうなるとお手上げなのである。教える側の疲労感がピークに達し、教育活動に集中できなくなってしまうのである。

そういうことで、当塾では、ご家庭での躾を生かした教育を展開しているという感じなのである。

残念ながら、当塾の看板に掲げて進めてきているシュタイナー教育の研究は、現在、停滞した状態のままとなっている。私の母と父がほぼ同時に介護が必要な状態となってしまったので、研究時間が捻出できないでいるのである。病院に付き添った際に、待合のベンチでシュタイナー関連の本を読んでいるが、知識は積み上げられているが、トレーニングを要する実験課題に取り組めないでいるのが苦しい限りである。

シュタイナー教育のフォルメンやオイリュトミーをお稽古の中に取り入れる予定であったが、今年は難しい感じである。シュタイナー研究家で友人の菊池澄子先生にお願いして、何回かそれに関する授業ができるかもしれないが、それが限界だと思う。生命体そのものといえるエーテル体を修復するシュタイナー教育は、将来、世界の主流教育となることは間違いなのだが、それだけに生半可な研究を行う訳にはいかないのである。

とはいえ、「自分の壁を乗り越える教育」に関しては、良い感触を得ていて、今年はこれを柱に教育を展開していこうと考えている。



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