アメリカ人に酷い目にあった人は、アメリカ人は憎むべき国民と言う。イタリア人にお世話になった人は、イタリア人は、愛すべき国民と言う。しかし、別のアメリカ人、別のイタリア人もいるわけで、経験は一面を見ただけで狭い見方となってしまう。
現場での経験が第一で、学問をしなくても現場の経験ですべてやれると思っている人もいるのだが、確かにある一面では抜群な才能を示すかもしれないが、またたく間に時代遅れとなってしまうのだ。
経験は、確かに重要なことだが、経験だけで語るとなると視野がものすごく狭くなってしまう。
だからといって、学問だけで語るとなると、現実離れした考え方に陥りやすいのかもしれない。
つまり、バランスが重要なのだと思う。
偏見の強い人は、経験主義者が多い。又は家族主義者で、親の考え方が絶対で(たとえば親が差別主義者だったり)、そこから解放されていないのである。私は、教育をやっている者なので、偏見をできるだけ持たない者でありたい。自分のまだ知らない部分を重要視して、冷静に判断できるものでありたい。
読書をする際、同じ視点のものばかりに傾かずに、時々、逆の視点のものを読むようにすると、視野が広がってくるし、多くの発見が得られると思う。
単に覚えるのではなく、このように発見が得られてこそ、進歩のある読書法と言えるのだと思う。
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