本日は「月暦五月(皐月) 十九日」夏至・第三侯

 

ならびに「半夏生 はんげしょう」

 

🌙七十二侯【第三侯 : 半夏生 はんげしょうず】

薬草の半夏(カラスビシャク)が溝縁などのしめったところに生える。昔はこの日までに田植えをすませることになっていた。(五月十三九日〜廿三日頃まで)

 

🌙雑節【半夏生 はんげしょう】

半夏とは、もともと仏教で九十日に亘る夏安居(げあんご)の中間の四十五日の日を指す。

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

「半夏生」には、様々な謂れがあるようです。

・半夏生までに田植えを済ませ、この日の天候で稲作の出来高を占う

・ハンゲという妖怪が徘徊するので、この時期に農作業をしない

・この時期の筍・蕨などを食べたり、種を撒くことを忌む風習があった

・井戸に蓋をする

 

※西暦では二日前が6/30の夏越しの大祓いでしたが、月暦ではまだ五月。月暦での夏越しの大祓いは、西暦の8/10で立秋過ぎ。飛騨に咲いていた半夏生と、花菖蒲の写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は「月暦五月(皐月) 十三日」夏至・第ニ侯

 

明後日は「望」13:53、月待ちは明日の夜

 

🌙七十二侯【第ニ侯 : 菖蒲華 しょうぶはなさく】

古く、アヤメ、アヤメグサと呼ばれたサトイモ科のショウブ(葉や根に芳香があり、邪気を払うとされた)花が咲く。黄緑の細かい花が棒状にかたまって咲く。(五月十三日〜十八日までの六日間)

 

※花の菖蒲ではなく、香りのするサトイモ科の菖蒲のことをさしています

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

薬草園に植えた菖蒲。もう一枚は斑入りのドクダミです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は「月暦五月(皐月) 八日」夏至・第一侯

 

🌙二十四節気【夏至】

昼がもっとも長く、夜がもっとも短い日。太陽が赤道からもっとも北に離れ、北半球では南中高度がもっとも高くなる。梅雨の長雨の最中。(五月八日〜廿三日までの十六日間)

 

🌙七十二侯【第一侯 : 乃東枯 ないとうかるる】

乃東は夏枯草(かこそう)、うつぼ草ともいい、この草が枯れ始めるころ。日本のウツボグサは夏に枯れないので異種だといわれる。(五月八日〜十二日頃まで)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

観る読む暦「月と季節の暦」