先日ブログでご紹介した「皎月原(こうげつはら)」。

 

今年は9/24(月)の「仲秋の名月」に、知恵団子まきとお月見が行われます。そして「皎月原」をもっと多くの人たちに知ってもらいたいという事で、講演会が行われるという情報を頂きました。(写真は2015年の祭事の様子)

 

 

🌕 皎月社 歴史講演会 🌕

日時:平成30年9月24日(月)  13:30開演

場所:荒田集会場 (〒385-0009 長野県佐久市小田井1201)

https://map.goo.ne.jp/place/20002140886/map/

下宿区が平成29年より、第3次佐久市公民館モデル館事業として取り組んできた内容として、皎月社の歴史があります。その内容を冊子にまとめました。講演会では、その冊子を参考に、皎月社の歴史について説明をさせて頂き、広く区民の皆さんに知って頂こうと企画をしました。是非大勢の皆さんの参加を頂ければと思います。

 

🌕 皎月社 例祭 🌕

日時:平成30年9月24日(月) 神事 16時〜、知恵の団子まき 16時半〜

https://g.co/kgs/cJi63m

佐久市御代田町の合同で行われます。神事が終わった後、お供えした知恵団子を撒きます。これを食べると知恵がつき、賢くなると言われています。講演会と例祭は、申し込み不要。1人でも多くの方に足を運んで頂けたらと思います。

 

 

そして終了後に、皎月社の周りで直会とお月見があります。こちらは市町村の議員さんや、役員さん方が中心に行われるものですが、一緒に参加させて頂くことになりました。参加して見たい方いらっしゃいましたら、メールでご連絡下さい。折り返しご連絡いたします。一番最後の写真は、2年前に拾った知恵団子です。

 

 

今日は「二百十日」

 

二日後は「月暦七月(文月) 廿四(二十四)日」処暑・第三侯」、下弦

 

🌙雑節【二百十日 にひゃくとおか】

立春後二百十日目なので、台風など悪天候になりやすい日とされる。稲の開花期にあたるので農事では重要な日。(七月二十二日)

 

🌙七十二侯【第三侯 : 禾乃登 かすなわちみのる(こくものすなわちみのる)】

このころ穀物が熟し、早稲(わせ)などが稔る。(七月廿四日〜廿八日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

二百十日の通り、大型の台風が日本へきています。温暖化の影響で今年はすでに台風が何度も通過していて、早い所では稲刈りも始まった様子。あと10〜20日程で稲刈りのピークを迎えそうです。

 

昨年はあと少しで稲こきという時に、大型の台風がはぜ掛けをなぎ倒していきました。みるに見かねて、水に浸かった重い稲を必死ですくいあげました。モミから芽は出なかったものの、稲全体にカビが生えて黒くなってしまいました。収穫量に影響は出なかったので一安心でしたが、麦も米も、収穫期は気の抜けない大切な時期です。

 

久しぶりに会った友人が、二百十日に行われる興味深い話をしていました。長野県の諏訪湖を中心に広がる諏訪神社には、近くに「みさやま」という山がセットであると。「三才山」「御射山」など漢字は色々。神様にお供えする鹿を射るための山だと本で読んだ事がありましたが、その神事を行う日が二百十日だそうです。神にお仕えする者たちが山へ入り、射止めた鹿や農作物やをお供えし、これから始まる稲刈りが無事に出来るよう祈願したようです。

 

写真は、左が平尾山、遠くに見えるのが八ヶ岳。浅間山麓から見た今日の風景と、諏訪大社で頂いた今年の筒粥神事の目録です。

 

 

 

今日は「月暦七月(文月)十八日」処暑・第ニ侯 

 

🌙七十二侯【第ニ侯 : 天地始粛 てんちはじめてしゅくす】

暑さもようやくおさまって、物改まり、万物の実が新たに実る。(七月十八日〜廿三日頃)

 

志賀勝「月と季節の暦  戌年(2018年版)」より

 

昨日・一昨日は残暑厳しく、各地で35〜40度近くなったようです。「今年の夏は、命に危険を及ぼす暑さ」と報道されていて、本当に驚きます。地球が人間に刃を向けて、私達を試しているようにも思えてきます。

 

「天地始粛 」てんちはじめてしゅくす。この言葉通りになってくれますように。

 

写真は、黒と白の胡麻の花。暑いさなか、可憐で可愛い花を咲かせています。